はじまりは小さな町ドゥーリングの女子刑務所だった。受刑者たちが眠りにつき、白い繭に覆われていく。女性だけが眠りに落ち、目覚めなくなるこの奇妙な現象は「オーロラ病」と名付けられ、やがて世界中に発生する。さらに、起きている者が「オーロラ病」患者を無理矢理起こそうとすると、凶暴化して見境なく人を襲い始めてしまう特徴があり……。人々が恐怖でパニックに陥る中、ドゥーリングには唯一、病を恐れる様子もなく静観する“謎の女”がいた。彼女の正体とは?<恐怖の帝王>スティーブン・キングとその息子オーウェン・キングが贈る、SFホラー巨編。
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“恐怖の帝王”S・キングと、その息子O・キングによるホラー群像劇が、文庫になって登場です。上下巻で合計1000ページ以上の超大作なのですが、あっという間に読めてしまうのがキング作品の魅力。今回も「女性だけが罹患する奇病」を中心に、恐怖と緊張を徐々に高めていく構成が巧みです。一度眠りにつくと目を覚まさなくなる「オーロラ病」に罹り、次々と倒れていく女たちと、取り残される男たち。キング作品特有の世界観に浸りつつ、未知なるパンデミックを通して描いた「男女の分断」にも注目してみてください。(担当KK)
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