作品
『クマのプーさん』の紹介者・石井桃子の幼い頃の思い出や太宰治などとの交流。映画スター・高峰秀子の愛憎をつきぬけた人間観察
当代一の作家たちの逸品を収めたアンソロジーが待望の文庫化。「蛾」「巨人の接待」「告白」……個性が凝縮された短篇をお楽しみ下さい
切り盛り上手、美しく逞しい主婦だったこの人は、詩人の目で記録を残した。日記文学史上の傑作『富士日記』抄、綺羅星の如き随筆群
恋多き人、敏腕編集者、一途な小説修業――多彩な顔を持つ宇野千代。戦争体験を経て生の讃歌を強靭な文章でうたいあげた大庭みな子
「倉橋由美子の小説作法」「倉橋由美子の小説批評」「倉橋由美子の性と死」。熱烈な愛読者が選ぶ毒にも薬にもなるエッセイ30数篇
有吉佐和子が20代頃に書いた自負溢れるエッセイや後年のルポ、岡本かの子が夫・一平、息子・太郎そして自分を綴った文章の数々
父・露伴に家事を仕込まれた娘時代からその父を看取るまで、身近な人間観察や、自然の持つ力への畏敬など。随筆の真髄を知る1冊
森茉莉一流の“贅沢論”、食のエッセイ、婚家での暮らし。吉屋信子の同時代の女性作家たちへのオマージュ。流麗な文章の醍醐味
純文学からマンガ、へんなエッセイまで、川上弘美が「ほんとうにいい」と思った144冊。あなたを心よろしき読書へ誘うガイドブック
当代最高の女性作家8人が腕によりをかけた絶品短篇小説集。恋愛模様はもちろん、時代物からミステリー仕立てまで超逸品ぞろい
夫は10年以上前、日記に「真鶴」と記して失踪した。京は娘、母と3人暮らしをしながら、恋人と付き合い、真鶴と東京の間を往還する
8人の短篇の名手が、それぞれの持ち味をいかんなく生かし、ひとつのテーマ〈あなたと、どこかへ〉から描きだす8つの愛の情景
週刊文春の連載対談「この人に会いたい」のベストセレクション第6弾が文庫オリジナルで登場。各界著名人をアガワが丸裸にする!
恋人の膝で川を眺める日もある。女友だちと酔って歌う夜もある。いつか別れる私たちの、この一瞬をいとおしむ12の小さな物語
熊にさそわれて散歩に出たり、女友達と裸エプロンにチャレンジしたり。日常からちょっぴり不思議な世界への扉をひらく傑作13篇
失踪した夫の日記には、ただ一言「真鶴」と記されていた。不在の夫を思いつつ、恋人と付き合う京。「存在とは何か」を問う傑作長篇
母をドライブに誘った。父の死後、声がやさしくなった母。娘と一緒の豪華な旅館に温泉、でも母が望んだのは……
霊力を持つ小柄な曾祖母、人間界に馴染めなかった蛸、男の家から海へと帰る海馬。日常と非日常を行き来する玉手箱のような作品集。
高校の先生と飲み屋で十数年ぶりに再会したツキコさん。七十代のセンセイとの淡き恋を描く、谷崎賞受賞のベストセラーの文庫化
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