2011.04.18 文春写真館

日本で最初のCMソングを作った三木鶏郎

文・写真: 「文藝春秋」写真資料部

日本で最初のCMソングを作った三木鶏郎

 日本で最初のCMソングは何かごぞんじだろうか。昭和二十六年(一九五一年)、三木鶏郎(本名繁田裕司)が作曲した「僕はアマチュアカメラマン」。歌は灰田勝彦だった。また、「ワ・ワ・ワ・輪が三つ」(ミツワ石鹸)「明るいナショナル」(松下電器・松下電工)「キリンレモン」など数多くのCMソングを手がけて、多くの人々に親しまれた。

 三木鶏郎は大正三年(一九一四年)生まれ。東京帝国大学を卒業後、日産化学に入社するが、すぐに応召し、陸軍経理学校に入る。戦後、ラジオ出演をきっかけに、コントに音楽を取り込み社会や政治を風刺する「冗談音楽」でラジオの寵児となる。

 昭和二十年代、娯楽の少なかった時代に、「日曜娯楽版」「ユーモア劇場」で圧倒的人気を博した。その後、テレビでは、「鉄人28号」「トムとジェリー」「ジャングル大帝」などのテーマソングを手がけた。

 彼のスタッフはトリローグループと呼ばれ、作家のキノトール、永六輔、神吉拓郎、野坂昭如、また作曲家に神津善行、いずみたく、桜井順ら錚々たる顔ぶれがいた。

 平成六年(一九九四年)没。

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