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目をみはるほどのしょうもなさ! 直木賞作家の恥ずかしい日常を大公開!

目をみはるほどのしょうもなさ! 直木賞作家の恥ずかしい日常を大公開!

文:プロモーション部

朝井リョウ『風と共にゆとりぬ』

『風と共にゆとりぬ』(朝井リョウ 著)

 朝井リョウさんのエッセイ『風と共にゆとりぬ』(1,400円+税)が6月30日に発売されます。

 今回のエッセイは、社会人となってからの、さらにパワーアップされた赤面の日常が満載です。

 本書は3つの部に分かれています。

 第一部の冒頭では、前作(『時をかけるゆとり』(550円+税)“好評発売中!”)で承諾を得ずに登場させてしまった眼科医に、久々に診察をしてもらう経緯(「眼科医とのその後」)が克明に描かれています。

 なぜか眼科の受付に座っていた先生に「そもそも私が小説家になったことを知らないだろうし」とタカをくくって「初めてなんですけど……」と純度100パーセントの嘘をついた朝井さん。すると、先生が、無言で保険証を見つめている──「(大丈夫、バレてない)」そう思った瞬間、先生は朝井さんにしか聞こえないくらいの小さな声でこう呟いたのです。

「初めてじゃないくせに......」。

 そのほか、「対決! レンタル彼氏」「初めてのホームステイ」など、朝井リョウさんのエッセイとして標準的に、しかし、電車の中で読むには危険な笑いの数々を提供します。

 第二部は真面目なトーンでつづる日本経済新聞の連載をまとめたものですが、連載時を振り返っての【その後の一言】が欄外にひそませてあり、ここでもクスッと笑うこと請け合いです。

 そして、最後の第三部は「肛門記」。朝井さんが痔ろうを患います。発症、手術、入院。辛すぎる体験ですが……中身はぜひ本書でじっくりお楽しみにください。

 また、文春オンラインでは、発売前先読み!『風と共にゆとりぬ』朝井リョウと題して、第一部の中から「対決! レンタル彼氏」を公開中です。こちらもあわせてお楽しみください。

【第1回】http://bunshun.jp/articles/-/2471
【第2回】http://bunshun.jp/articles/-/2522
【第3回】http://bunshun.jp/articles/-/2524
【最終回】http://bunshun.jp/articles/-/2525

単行本
風と共にゆとりぬ
朝井リョウ

定価:1,540円(税込)発売日:2017年06月30日

文春文庫
時をかけるゆとり
朝井リョウ

定価:726円(税込)発売日:2014年12月04日

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