- 2017.12.20
- ニュース
彼は私の人生の破壊者であり想造者だった──第158回直木賞候補作 藤崎彩織『ふたご』
文:プロモーション部
執筆に5年の月日を費やした、SEKAI NO OWARI Saoriによる初小説
ジャンル :
#小説
藤崎彩織さんの『ふたご』が、この度、第158回直木賞候補作に選ばれました。
いつも一人ぼっちでピアノだけが友達だった中学生の夏子と、不良っぽく見えるけれども人一倍感受性の強い、高校生の月島。彼は自分たちのことを「ふたごのようだと思っている」と言いますが、いつも滅茶苦茶な行動で夏子を困惑させ、夏子の友達と恋愛関係になり、夏子を苦しめます。それでも月島に惹かれる夏子は、誘われるままにバンドに入り、彼の仲間と 共同生活を行うことになるのですが……。
>>藤崎彩織「5年の歳月をかけた瑞々しい初小説」――第158回直木賞候補者インタビュー(文春オンライン)
自分ひとりでは何もできなかった少女が少年に導かれるままに成長し、自らの力で居場所を見つけようとする姿を描いた、感動の物語です。
直木賞選考委員会は、きたる平成30年1月16日(火)午後5時より築地・新喜楽で開催されます。
プロフィール
藤崎彩織(ふじさき・さおり)
1986年大阪府吹田市生まれ。洗足学園音楽大学卒業。2017年10月『ふたご』で小説家デビュー。雑誌「文學界」でエッセイ「読書間奏文」を連載中。
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