直近一年間の直木賞候補から「今年の一作」を選ぶ試みである高校生直木賞。5月6日に開催された第5回の本選考会では、25校の代表者が全国から集って議論が行われ、彩瀬まるさんの『くちなし』が選ばれました。同世代の友と小説について語り合うことを経験した25人の生徒たちの感想文を3回にわけて掲載します。
【第三回】
■都立富士高等学校(東京) 丸山珠里「自分の読書を見つめ直した」
■向上高等学校(神奈川) 岩田萌子「一冊の本にも二十五の意見あり」
■湘南白百合学園高等学校(神奈川) 山本萌未「自分の視野の狭さを思い知った」
■静岡県立磐田南高等学校(静岡) 鈴木紗英「感心しっぱなしの四時間」
■藤枝明誠高等学校(静岡) 増田充希「ぶつけ合って初めて気づく解釈」
■海陽中等教育学校(愛知) 森島佑紀「本が好きと話し合うのは何て楽しいのだろう」
■名古屋大学教育学部附属高等学校(愛知) 塚本陽万里「自分への問いかけで好きを再認識」
■滋賀県立彦根東高等学校(滋賀) 山田花音「仲間の知恵が、自らの血肉と化していく」
■筑紫女学園高等学校(福岡) 緒方杏里「この経験をもとに、沢山読んでいきたい」