限界集落を舞台にした米澤穂信さんの新作ミステリー『Iの悲劇』。
いち早く読んでくださった書店員のみなさまから、熱い感想が届いています。
「無類に面白い」「うなった」「ゾクッとした」……その一部をご紹介します。
この感覚、久々にキター!! おもしろくておもしろくてどんどん読み進めてしまう。けれど同時に、終わってしまうのが惜しくて惜しくてツラくなる。これぞまさに、「何年かに一度しか味わえない」極上の読書体験(喜久屋書店 千葉ニュータウン店・堀一星)
ロジカルで、鋭く、そして厳しいミステリ。でも、だからこそ著者のミステリへの「愛」を感じました。(紀伊國屋書店天王寺ミオ店・朝加昌良)
登場人物みなさんの心理描写がとても緻密で、集落を舞台にくり広げられる人間ドラマに息をのみます。(紀伊國屋書店福岡本店・宗岡敦子)
最後に真実にはたどり着けるが、正解は分からない。読者は“私には関係ない別の世界の話”として読み切る事ができるのだろうか? 私には出来なかった。出来ないどころか、じわじわーっとせまり来る恐怖を感じた。(名古屋みなと蔦屋書店・前田郁香)
人口の少ない、または無人の集落をどうするのか、行政の問題であり、私たち一人一人もこの本を読んでその問題の端初に立つ気がします。ラストをどう考えるかは、読み終えた読者の課題です。(ブックセンタークエスト黒崎店・小野太郎)
高齢化、過疎化、町おこしとミステリー…。何も共通点がないように思えるが、これらを見事にミックスさせている。職員のがんばりがなかなか思うように進まないのは偶然かそれとも…。(ジュンク堂書店新潟店・小松薫)
簑石のような場所は今後どんどん増えていき、そこにはこの作品のような人間模様が展開されるのだろう。(正文館書店本店・鶴田真)
謎の裏に隠されていたのは……。お見事です。うならせていただきました。(旭屋書店アトレヴィ大塚店・北川恭子)
悲劇だったものが喜劇へと変わっていく瞬間、ゾクッとします。(西沢書店北店・佐久間拓也)
最初から最後の振り幅がすごすぎです。(ジュンク堂郡山店・郡司めぐみ)
社会派で、本格ミステリで、刑事も探偵も登場せず、人も死なない。けど、無類に面白い!! 限界集落を舞台になにが起こるのか!? 「先入観をもたずに読んで!」と多くの人にオススメしたい一冊です。(戸田書店新潟南店・小林典明)
ああ、面白かった、で終わらない後味です。(有隣堂ラスカ小田原店・高橋美羽子)
最後に残るには、何とも形容しがたい切なさ。あぁ、本当に大好きです。(ビッグワンTSUTAYAさくら店・阿久津恵)
自分の仕事にどんな意味があるのかは、結局自分が信じるものが全てで、その意味を時には疑いながら信じ続けることの大切さを考えさせられました。今まで読んできた本の中で始めて読み返したいと思った本でした。(MORIOKA TSUTAYA・菊池直輝)
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『赤毛のアン論』松本侑子・著
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