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不破龍之進が結婚し、伊三次とお文がひと安心したのも束の間、絵師の下で修行していた息子が兄弟子と喧嘩し、帰ってきてしまった
松岡洋右、広田弘毅、近衛文麿、木戸幸一、昭和天皇を俎上に。半藤は検察官として罪状に迫り、弁護士加藤は情状酌量の根拠を開陳
震災後の日本を復興に導くカリスマ総理・宮藤。若き指導者に国民からの支持が集まるが、新聞の特ダネ記事が官邸の暗部を暴き出す
「初めて誰かのために泳ぎたいと思った」。3・11を境に大きく変わった意識。様々な苦難を乗り越えたアスリートからの強いメッセージ
05年春、癌が発見され、膵臓全摘の手術を受けた吉村昭の、1年半後の壮絶な死までを、作家でもある妻が硬質で冷静な筆で作品化
黒船が来航し時代が変わろうとしている折、喜平次は仇討ちのために身分を隠し船渡しとなっていた。己の為すべきことはこれなのか
大切な人との思い出、ついに夢を叶えた喜び、未来へのさらなる挑戦……2008〜2010年のコンテスト入賞作167作品のアンソロジー
ニクソン大統領の協力で中米に進出するマフィア、燃え上がる黒人運動。罪深き国家の深奥を抉り出す史上最大の暗黒小説、堂々の刊行
結婚に失敗し、職場でも挫折した荒井は生活の為に手話通訳士となる。徹底した取材のもと、ろう者の社会を描き出した異色ミステリー
多様化の時代、新しい感覚の手づくりが注目されている。阿木耀子さんが京都工芸の最高峰といわれる京繍の第一人者、長艸敏明さんを訪ね、作家・火坂雅志さんが江戸切子の世界を体験。工藤夕貴さんの農園をはじめとするワイド特集「わたしの手づくり自慢」など。
先祖は江戸時代に和歌山から千葉へ逃げてきた漁師で、屋号はなぜか「コンニャク屋」——!? 気宇壮大なルーツ探しの旅が始まる
脅迫は日常茶飯事、記事への抗議から襲撃され全治1ヶ月。気鋭のヤクザ専門ライターが命がけで書いた暴力団社会の最新ウラ事情
1人の女子大生がマスコミ志望の男女7人の仲間たちで「シューカツプロジェクト」を発動した。若者たちの葛藤、恋愛、苦闘を描く青春模様
作家デビューを果たす数年前、無名時代に雑誌掲載された短篇14篇が発見された。文庫化にあたり、新たに「浮世絵師」を収録
生きるのが辛い、虚しい。思い描く幸せには遠いけど、大切な人を思ってがんばって生きる人々の、ほんのり怖くてあったかい物語9篇
強盗放火殺人の容疑者が、任意取調べ中に自殺、その後真犯人と名乗る女性弁護士が現れ、捜査は大混乱。大友が捜査に加わるのだが
仏教、ユダヤ教、キリスト教からイスラム教まで。無宗教だけど信心深い日本人は宗教とどう向き合うべきか。やさしくて深い入門書
わずか数分に凝縮された万感の想い。丹羽宇一郎、小泉純一郎、岸惠子、タモリなど、各界の著名人たちの記憶に残る名弔辞の数々
NHK「ハーバード白熱教室」解説者でありサンデル教授と交流のある著者が、原爆の是非から無縁社会までを対話型講義で問う
陸軍きっての親中派ながら、南京戦の指揮をとる。A級戦犯として処刑された軍人の軌跡を追いつつ「事件」の真相に迫る本格評伝
共に同志社大学出身、キリスト教徒の2人が、聖書をテーマに語りつくす。震災後の日本において伝統宗教は救いとなりうるのか!?
ハンバーグ店「ジュージュー」にはおかしな人々が集う。朝倉世界一のマンガにインスパイアされて書かれた、ささやかで美しい物語
狭くても古くても、ちょっとの手しごとでこんなに快適で可愛いお部屋に早変わり! 具体的なマンションDIYのノウハウ満載
孤高の礼二と世渡り上手な航(わたる)。2人が初めて組んだバンドは成功を収めるが、それ以降互いに意識しつつも歩み寄れず、やがて……
日本の命運を一身に背負った君主は、何を決断したのか。昭和天皇の苦悩と試行錯誤、そして円熟の日々。決定版の伝記が、ここに出現した
今年で7回目、全国紙、地方紙に掲載された「読むとHAPPYになる」新聞記事のセレクト集。応募コメントにも思わず笑顔がこぼれます
吸血鬼・ストリゴイを崇拝する新興宗教・神霊壽血教の教会で、教主一家を襲った血塗られた惨劇に、心理学的推理で挑む夷戸武比古
昨年8月に乳がんで亡くなった歌人の河野裕子さん。出会い、結婚、子育て、発病、再発、そして死まで、先立つ妻と交わした愛の歌
無名の陶芸家が生んだ青磁の壺が売られ贈られ盗まれ、十余年後に作者と再会した時——。人生の数奇な断面を描き出す名作、復刊!
近代人のエゴイズムと社会との相克を描いた、漱石前期の代表作2篇。目にやさしい大きな活字、現代人の感覚に即した詳細な注釈付
半年前に別れた女房が訪ねてきた理由とは? 片隅に生きる男女の微妙な情を描いた表題作ほか、小説作りの名手の技冴える作品集
30年前、台湾上空に逝った向田邦子。その死を惜しむ吉行淳之介、山口瞳、澤地久枝氏らによるオマージュを、懐かしい写真で飾る
自分の眼しか信じない〈時代観察者〉の著者が、「映画」と「東京」の現在とうつろいを克明に描き出す、週刊文春連載の第10弾!
ダルビッシュ有、ぶってぶって姫、阪神タイガース、赤ちゃんポスト、ギャル曽根などを俎上に動物行動学エッセイの新機軸を展開!
血塗られた信長軍数万に、固い信仰とともに、鉄砲を手に立ち向かった紀州雑賀衆。少年・七郎丸は戦乱の中で成長していく!
原発をめぐり、通産省と東電は主導権を争い、建設場所も発電方式も場当たり的に利権との絡み合いの中で決定された。国民必読の1冊
狙いは理事長の隠し財産。学校ブローカーの暗躍、理事長と愛人の失踪、巻き込まれた教師たちの保身争い……。これが教育の現場だ!
伝説のチェスプレーヤー、リトル・アリョーヒンの、ひそやかな奇跡を描き尽した、切なく、愛おしい、宝物のような傑作長篇小説
御厩(おうまや)河岸、竈(へっつい)河岸、浜町河岸……。江戸情緒あふれる水端を舞台に、たゆたう人々の心を柔らかな筆致で描いた、著者十八番の人情噺
突然働きバチがすべて失踪、コロニーは全滅する。蜂群崩壊症候群の原因究明でみえてきた地球の生態系の危機。現代版「沈黙の春」
誰より気が合う相棒の転校を前に、僕らは冒険に出かけた——憧れのあの2人組のように。友人を家族を恋人を“想う”12の夏の風景
2012年、古事記編纂1300年を前に、神話のふるさとを訪ねる決定版ガイド。『口語訳 古事記』の著者が、ゆかりの地を紹介
寿司、カニ、スッポンの高級系から、うどんやお好み焼きのB級グルメまで。意外に知らない食の豆知識も豊富に入ったイラストルポ
小さな町の興した無謀な風車の計画が、廃業寸前の鉄工所に火をともした。事故も身内の死をも乗り越えて、夢と誇りを取り戻す物語
「局長を罷めさせろ」と書かれた怪文書を契機に官僚、永田町、財界、マスコミを巻き込んだ権力闘争が勃発。真実は、そして勝者は?
太平洋戦争下、若者たちはどう生き、どう死んでいったのか。女学生康子の遺した日記と書簡が再現する「アンネの日記」を凌ぐ感動
アザラシの赤ちゃん写真の第一人者が20年に亘って撮りためた写真を集大成。見ているだけで癒される、ラブリー真っ白もこもこアザラシたち
通訳として超多忙な30代での出産。型破りな母の放任主義のもと、息子は開成→東大→弁護士! 爆笑シモネッタ流子育てエッセイ
悪霊、祟り、除霊、奇跡……。京都の古刹・蓮久寺の住職が相談を受け体験した、現代の怖くて不思議な実話の数々。現代版「耳袋」
隣の庭木を憎む主婦、脱サラした占い師、いじめられっ子と一緒に復讐する相談員など、ちょっと変でちょっと可哀そうな人達のお話
祖父の家で夏休みを満喫する千恵。世田谷のお父さん、お母さんは仲直りするのかな——水の街・深川の人間模様を描く清冽な短篇集
レアメタル入りのウナギ、蘇生した縄文時代の寄生虫、高性能サル型ロボット……。科学技術発展の先に人類の幸福は本当にあるのか