作品
媛野藩の若き藩士、栗屋清吾は女中のみつを妻とするが、家長の長兄には認められていない。そんな折、古い友人から用心棒を頼まれる。
峠の茶屋の中年夫婦。夫は滅法腕がたち、妻はとても賢い。夜逃げ家族、女盗賊など珍妙な客が続々と。痛快な歴史エンタテインメント。
キリシタン大名・大友宗麟の臼杵城から長崎の原爆資料館、『苦海浄土』の水俣まで、西国を巡り歩き土地・人・文学を紐解く歴史紀行。
50歳過ぎてのデビュー時に既に完成されていた“葉室史観”。敬慕され続ける作家を涵養した本、人との出会いが綴られたエッセイ集。
江戸参府のオランダ使節定宿「長崎屋」の美しい姉妹が巻き込まれる一大疑獄「シーボルト事件」を、青春群像劇として描いた傑作長編。
現代っ子4人の意識が、維新直後を生きる青年らの身体に入り込んだ! 西郷、大久保ら偉人達の側で、生きた歴史の授業が始まる。
京都で咲弥と上野介の忘れ形見の香也と静かに暮らす雨宮蔵人の許に信州高遠から密使が訪れる。幕府の暗闘に巻き込まれる彼らの運命!
主君の仇と将軍綱吉を狙う、香也の許嫁冬木清四郎。次期将軍の思惑も入り、大きな政治に翻弄される蔵人と咲弥。恩讐の果ての大団円。
西郷隆盛は薩摩藩主の島津斉彬に仕え、天下のことに目覚め、一橋慶喜擁立のため暗躍するが、安政の大獄により全てを失うが……。
若くして活花の名手と評判の高い少年僧・胤舜は、ある理由から父母と別れ、京都大覚寺で華の道、人の道を学びつつ成長を遂げていく。
京の郊外で暮らす雨宮蔵人のもとに、吉良上野介の子の家人が訪れた……。『いのちなりけり』『花や散るらん』に続く三部作最終巻。
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