作品
食道ガンが見つかってから入院するまで、どのような治療をとるか、どのように生きるか、何を感じるか、文学者が残した生命の言葉
手術は不可能。抗ガン剤を拒み、自宅で静かな死を選ぶべきか、それとも……。『清貧の思想』の作家が遺した、生と死、感動の記録
年を取ったからこそわかる歓び、自分一個で生きる自由、その日初めての酒の旨さ……老年の美学を貫いて逝った氏の珠玉のエッセイ
不思議な作品群を残した画家、ブリューゲルを語りながら、人生の機微を説き明かす随想集。中野流エッセイの源がここにあります
良寛の詩・歌を愛する著者が、物にこだわらず生きることを楽しむ大切さを良寛に学び、これからの日本人の生き方を明示した名著!
李白、杜甫、王維、柳宗元……耳に親しく、人生の諸相を寸言に凝縮した名句の宝庫から著者ならではの選法でよりすぐった唐詩名作集
人生の実りの季節を幸福にするには〈美意識〉がいる。老年という天の恵みを自分らしく生きる智恵を明かした快著、待望の文庫化!
老いの日々を豊かに、充実させるための言葉を古今東西の名作から選りすぐった、中野氏ならではの心にしみ入る傑作アンソロジー
ハラスを失った後、五年の空白をへて、再び出会った愛犬。犬と共に過ごす老いの日々の喜びを綴り現代人と犬との絆を語り明かす
年をとったからこそわかる人生の喜び――老妻と小犬と漢詩と一日三合半の酒と……。自分らしく、今を生きる、美しい老年の生活術
生きて今年の花に逢う喜び、自分本位に徹する快さ……年をとったがゆえに味わえる愉しみ、豊かな老いを生きるための極上の指南書
インパール作戦で無残にも戦死した兄。その兄の名を記した日章旗が戦後五十年目の夏、偶然見つかった……。随筆と小説で語る鎮魂歌
高潔、無私、清廉、道義、使命感、友情、正論、矜恃、徳、無心——いまや死語と化したかに見える言葉どおりに生きた人びとのかたち
墓、酒、碁、帽子……身のまわりのモノから語り起す、生き方の美学。戦後五十年への苦言・提言を込めて贈る「清貧の思想」実践編
人生に余計なものなど要らぬ。テレビ・電話を遠ざけ、本物の古典筆硯紙墨のみ傍らに置き、山里に暮すが如く市中に棲む、文士の境地
気のすすまぬことはしない、自分らしく生きたい……だれもが願望するそんな人生を、見事に貫いた文士たちがいた。大岡昇平、尾崎一雄、藤枝静男、三人の苛烈な生き方。(近藤信行)
インパール作戦で無残な死を遂げた兄。その兄の名を記した日章旗が戦後五十年目の夏、偶然見つかった……。実話に基く随想と小説
気の進まぬことはやらぬだけ…これが我輩の座右の銘。自分らしく生き、死ぬために、長年の経験から編み出した自己流の生活信条
犬、囲碁、酒を心の友とする日々の思い。戦時下の、死と隣り合わせゆえに美しかった青春への追想……。『清貧の思想』の著者が、喧騒な世間を横目に、静かに紡ぎ出した充実の随想集。
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