作品
『ちいさいおうち』の訳者、石井桃子の幼い頃の思い出や仕事の軌跡。子役時代から周囲の大人を圧倒、高峰秀子の映画人としての半生。
複雑な家庭環境、義母との確執、映画デビュー、青年・黒澤明との初恋など、波瀾の半生を常に明るく前向きに生きた著者が、ユーモアあふれる筆で綴った傑作自叙エッセイ。(沢木耕太郎)
長谷川一夫、田中絹代、谷崎潤一郎……。高峰秀子が名優、文豪――昭和史にその名を刻む人々と本音で語り合った貴重な対話の記録。
和食48、中華23、洋風36、その他23……計130の素材の調理はまさに交響楽。タクトを振るあなたのための、優しく美しいレシピ集
醒めた目をした人気子役時代、撮影所のヘンで素敵な人々、人生の店じまいの仕方……。心に残る事々を爽やかな筆で綴るエッセイ集
内田百閒からの手紙、イヴ・モンタンとの再会、司馬遼太郎との食膳、有吉佐和子との長電話など、情味豊かな人達との素敵な思い出
小津先生と行った御茶の水、クロサワが手の甲に置いた「蚊」、美智子妃からの一筆など、極上の思い出を端正な語り口で綴った一冊
『クマのプーさん』の紹介者・石井桃子の幼い頃の思い出や太宰治などとの交流。映画スター・高峰秀子の愛憎をつきぬけた人間観察
松下幸之助、有吉佐和子、東山魁夷、木村伊兵衛、沢田美喜、藤山寛美、梅原龍三郎——二十余の昭和を代表する人々との対談を軸にした傑作エッセイ集
江戸っ子作家・川口松太郎に名エッセイスト・高峰秀子がインタビュー。人情味豊かな昔話を妙趣にあふれる筆致で綴る。待望の復刊
天眼鏡、はんこ、風呂敷……共に生き続けた掛け替えのないものたちへの優しさと思い出が詰まった名エッセイ。カラー写真多数収録
記された人の名を墨で消すとき、その人の面影が鮮かに甦る。懐かしく温かな思い出の数々を端正な江戸前の語り口で綴る名エッセイ
司馬遼太郎、三船敏郎、木村伊兵衛……とっておきの人たちとの豊かなエピソードを、イキのいい“江戸前”の筆に乗せて贈る名随筆集
超変人の木下恵介、黒澤明、風のように爽かな幸田文、そして無名の素晴らしい人たち。柔かなユーモアでいきいきと綴る爽快交友録
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