作品
可愛いのに残酷、淡々としながらもエキセントリック。没後10年、ねこぢるの全作品1600頁を上下巻で収録。空前絶後の超保存版
若い男と逢瀬を重ねる鍛冶屋仁兵衛の女房、お徳。そんな折、仁兵衛の作った錠前が立て続けに破られる。「あいびき」など4篇収録
夢を片手に上京したが、仕事もお金も友達もナイナイづくし。バイト三昧でドキドキふわふわ暮らしてた、たかぎさんの浮き草な日々
師走も押し詰ったある夜、今川町仙台堀の油問屋“上総屋”から出火。火は火柱を上げて夜空を焦がした……。「荒神のお夏」他全四篇
平蔵夫妻は表御番医師・井上立泉に招かれ、老舗料亭桔梗屋で、女蕎麦打ちのおそのに出会ったが……。「蕎麦切おその」他全四篇
財布はレシートでパンパン、通帳は紛失中。安物買いの銭失いな買い物ばかりで、貯金ゼロの池田が今度は命を削ってお金を貯める!?
呉服問屋の間取図と金蔵の合鍵を拾い帰ってしまった女武芸者・留伊に、兇賊どもの魔の手が忍び寄るのだが……。「妙音記」他全四篇
同心・松永弥四郎が見廻りに出ていた折り、下谷の路地裏で虫の息の盗人を見つけ、最期の言葉を聞くが……。「平松屋おみつ」他二篇
筋金入りの片づけられない女・池田は失恋から掃除に開眼。はたしてゴミ箱部屋はきれいになるのか!? お片づけコミックエッセイ
同心・細川峯太郎は非番の日に菩提所のある目黒へおもむくと、挙動不審の老人を目撃、尾行を始めた……。「二度ある事は」他三篇
盗めの三カ条の掟を子分たちが破ったと知った“夜兎の角右衛門”は、火盗改めの役宅へと名乗り出るのだが……。「白浪看板」他二篇
若年寄の一人、京極備中守高久に呼びつけられた長谷川平蔵は、配下の同心・青木助五郎のよからぬ噂を伝えられた。「孤雨」他全三篇
火盗改方同心・沢田小平次の幼馴染である井筒屋の宗兵衛の様子が何やら変だ。何者かに強請られているらしい。「じゃんこ」他全三篇
神経症もちのダンナとの結婚生活を爆笑のコミックエッセイに! 神経症が巻き起こす大原家の様々な事件も夫婦そろえば笑顔で解決
この言葉を胸に秘め、数奇な運命を辿るお松を評して平蔵は、「男にはない乳房が女を強くするのだ」……。鬼平犯科帳番外篇「乳房」
大滝の五郎蔵はおまさとともに、亡き両親の墓参りのため、故郷の秩父へ向うが、昔の手下の小森の与吉に出会う。「五月闇」他全三篇
日本橋の太物問屋“三河屋”に、かつて粂八らがいた飯富の勘八一味の残党が押し込みを計画。それを知った平蔵は……。「狗」他全三篇
最後のお盗めのため江戸へ向っていた老盗が持病により死んだ。最期を看取った岸井左馬之助は……。「雨乞い庄右衛門」他全三篇
お熊の茶店の真前にある弥勒寺の下男で、茂平という老爺は、お熊より年下だが、気のおけぬ仲だった……。「お熊と茂平」他全三篇
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