作品
大政奉還後、幕府の残党とされ、戊辰戦争では悲劇的な大敗を喫した会津藩。細やかな考証により新しい史観を提示する歴史中編小説
関羽、張飛、劉備、曹操――疾風怒濤の『三国志』の物語を支えてきた英雄が次々に亡くなるシリーズ第四弾。残された孔明の未来は?
今回は、晴明の好敵手にして、酒をこよなく愛する法師陰陽師・蘆屋道満の、人間味あふれる意外な活躍にも注目のシリーズ第十四弾。
元吉原の北、長谷川町に住まいする役者あがりの音四郎と妹お久。足に大けがを負い舞台から去った異父兄にはお久の知らぬ事情が……。
娘の嫁ぎ先を滅ぼし下克上を果たした宇喜多直家。戦国の梟雄を駆り立てた真の背景とは? 第九十二回オール讀物新人賞受賞作他六篇。
不破龍之進ときいとの間に長男が生まれ、伊三次一家も祝いのムードに包まれる。一方、絵師としての才能に疑問を感じ始めた伊与太は?
河童の六兵衛と、博打打ちの定次郎。矢倉沢と大戸。二人の関所破りを追いかけて、十兵衛が掴んだ尻尾の正体とは…。シリーズ第9弾。
裏ではびこる悪事も決して見逃さない――ハードボイルドの調べにこだわり抜いた逢坂剛版・平成の長谷川平蔵シリーズ待望の第二弾。
若き定町廻り同心の仁八郎は、上役の命で訪れた先で元大奥勤めの年齢不詳の庵主と出逢う。その周囲で次々に怪しい事件が起こり――。
道具の競り市で「茶杓箪笥」を手に入れた真之介。中の茶杓は一つだけが行方不明。惜しくも急逝した著者が遺した好評シリーズ第四弾。
正史「三国志」を書いた陳寿の父は諸葛亮(孔明)に罰せられた罪人だった――。三国時代を生きた十二人、その知られざる人生を描く。
後一条天皇の御世、藤原道長のライバルのもとに参集した世のはずれ者達。没落貴族、市井の物売女らが鬼よりも悪辣な敵に立ち向かう。
猫をこよなく愛した異色の浮世絵師・歌川国芳と、彼を慕うひと癖もふた癖もある弟子たちによる、愉快でほろりとくる謎解き時代小説。
尼子一族を支えた猛将の息子は、仕官の誘いを断って商人の道を歩み始めた。鴻池財閥の始祖となった男が清酒の醸造に成功するまで。
日本橋の大店・白木屋の身代が、わが物だと鏡三郎に掛けあう老婆。そして同居する謎の腕利きの浪人の正体とは。人気シリーズ第八弾。
信長秀吉家康に仕え、九鬼水軍を維持した九鬼嘉隆、守隆親子の活躍を描く海上歴史小説。隠居した家康の夢に賭けた守隆が見たものは。
秀吉、ねね、茶々、お江、田沼意次、芹沢鴨――持ち主を変え、江戸を生き抜いた南蛮渡来の手鏡の物語。急逝した著者入魂の連作長編。
徳川頼宣に嫁いだ加藤清正の娘八十姫の秘話、鍋島直茂の妻と姑の間のふとした会話、伊達家から立花へ嫁に来た母の実家への想いなど。
アナウンサー渡辺真理さんからのお題を元に書いた「仙桃奇譚」など、都の怪異を晴明と博雅が解き明かす人気シリーズ。
伊三次の息子、伊与太が秘かに想う幼馴染みの茜。だが彼女の奉公先、松前藩の若君も茜に好意を持ち始めていた。人気シリーズ12巻。
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