作品
17歳の若者も、75歳の老人も、会場でこみあげる思いをノートに綴った。かまちの代表作「生きる」他、絵画、未発表稿など50点収録
二十年前に愛した男が自殺の際に演奏したバッハのカノン。その調べに乗って起きる不可解な出来事。恐怖をこらえて、瑞穂は謎に迫る
日本はいつからこんな無責任大国になったのか? 改革の旗手が初めて語る私生活、政界再編秘話、歴史観、いわれなき中傷への反論等
強烈な外見、イメージからは窺い知れない、孤独で繊細なA・ウォーホルの素顔を、厖大なインタビューと資料から浮き彫りにする
夜ごと馴染の居酒屋に集う中年男からインポに悩む体育会青年まで、今を生きる都会人たちの哀歓をユーモアたっぷりに描く好短篇集
ある老人が仕掛けた十億円の贈与騒ぎ。贈与候補者たちは、ひと月の生存を義務づけられたが……。サントリーミステリー大賞受賞作
五度火災に見舞われた男の調査に乗り出す相沢。調査にあたった先輩は行方不明に。現役トップ保険調査員が描く新機軸ミステリー
「無法松の一生」「東京物語」から「狂った果実」「蜘蛛巣城」まで、黄金期の日本映画28本を縦横に論じる。便利なビデオガイドつき
サーキットに散った永遠の英雄・セナの元恋人が出会いから突然の別れまで、知られざる彼の素顔やF1界の内幕を交えて綴った手記
登場する女はすべて娼婦あがりの女優、それに球場建設汚職と市警内部の陰湿な暗闘もからみ、ますます激しく熱いロサンゼルス暗部
強さに加えて個性的な人柄でも知られた升田幸三元名人。自ら「名人の上」を名乗った不世出の棋士の知られざる側面を未亡人が語る
市川右近、市川笑也など市川猿之助門下の若手役者で構成する二十一世紀歌舞伎組。若い女性に大人気の彼らの素顔に迫る写真と談話
盗人“狐火の勇五郎”一味の二代目は、密偵おまさのかつての恋人。鬼平への忠義と恋心の間で悩むおまさの決断は?「狐火」ほか一篇
東北の盟主にのぼりつめ、秀吉、家康の両雄と対峙しながらも、その座を堅守しつづけた一代の英傑の知恵と戦いを見詰める歴史巨篇
(上を参照)
我らが「存在の家」、言葉。しかし日本語は戦後、不運な扱いの中に。国語教科書批判、河合塾の入試問題論争など刺激的論考精選集成
抗がん剤は90%のがんに無効で命を縮める元凶だ。手術偏重もがん検診も同様。ではどうすべきか? 従来の“がん常識”を破った革命書
人にはそれぞれ帰る場所がある。懐かしい土地、忘れられぬ人々。卓越した文芸評論家が意外な素顔を覗かせる心暖まるエッセイ集
東京のマンモス団地の2DKに住んでいる更年期障害に悩む母親と大学受験を控えた一人息子――母子家庭ゆえの悩み、楽しみを描く
皇妃エリザベートからヴィスコンティまで、著者自身の体験を交えながら中欧の歴史と人物を語り尽した「ハプスブルク・エッセイ」
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