作品
田舎町に出現した奇妙な骨董屋、住民ひとりひとりの秘かな願望を見抜き、ぴったりの品を売りつける。幸福を売るかにみえて実は…
(上を参照)
世界一のフランス料理学校を設立した著者が自らの半生を綴るエッセイと長年研究した東西料理比較や料理史の蘊蓄を披露した十五篇
国運を飛躍させた明治帝の死を引継ぐ大正時代、それは近代国家に脱皮する試練の時であり、今改めて直視すべき要素に充ちている
造仏開眼を求めつつ女に溺れる仏師や流人の身で戦に加わる絵師。天を揺るがす源平争乱時にそれぞれの道を生きる人物を描く傑作集
華奢な外容の下に、冷酷な本性を秘めた天智天皇。鞍作暗殺からその崩御までの、彼をめぐる濃密な人間模様を描いた傑作古代短篇集
本の美食家として知られる作家が、その豊かな感性と確かな鑑賞力によって選んだ古今の面白本ベスト50と、斬れ味鋭い読書エッセイ
信長、光秀の亡きあと、天下を狙う秀吉の前に立ちはだかったのは柴田勝家とその暗殺集団であった。空前のスケールで描く歴史巨篇
作家デビューから二十五年、日本のアガサ・クリスティといわれ、ミステリー界の旗手として活躍してきた著者の短篇から選んだ12篇
女性大尉アンは基地司令官の娘だが、異様な全裸死体で発見された。事件の背後にある全軍の腐敗を暴く元恋人同士の犯罪捜査部准尉
恥も睡魔もなげうって、能楽、漢文、地唄舞、果ては薬膳料理からシェークスピアまで――。漫画と文による東西「古典」ズッコケ挑戦記
東久邇稔彦内閣から羽田孜首相まで戦後日本の宰相二十二人を、それぞれの政権の特色と役割、器量の大小、人間的魅力すべてを点検
一九九一年、アルプス山中で発見された凍結ミイラの謎に考古学の権威が挑む。現代科学を駆使して解明された驚くべき新事実とは?
愛の姿は風土が決める。草原、花、鳥、風、そして橋……あの愛が生まれた自然を感じやすい旅人の目と感情であまさず捉える。全四色
第二の接吻 赤い白鳥 結婚二重奏 明眸禍
新聞記者と生物教師の結婚生活は夫の不倫で破綻するが、数年後、二人は恋の発熱のように激しく求め合う。究極の愛とエロスを追求
一万二千キロのサハラ横断、パリ=ダカ・ラリー。砂漠で死と直面しつつ、垣間見る絶対の世界。立松文学に新地平開く、純粋行動小説
テーブルの上の睡眠薬。バスルームから聞こえる水音。廊下に置かれた電気鋸。深夜、急用で前妻の家を訪ねた男が見たものは……!
浮世絵師・葛飾北斎には、オランダ人を父に持つ出生の秘密があった!北斎をめぐる江戸画壇の葛藤は、ついに「写楽」の正体に迫る
著者が直に見聞した岩波ほか様々な版元・出版人や電通・東日販など関連業の浮沈盛衰から功罪までを犀利な筆で描いたベストセラー
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