作品
石岡と里美は、英会話教室で知り合った老人とイヴの夜に食事をした。数日後、殺害された老人は、なぜか寿町のドヤで暮らしていた
娘の緑子を連れて大阪から上京した姉の巻子は、豊胸手術に取り憑かれている。2人を東京に迎えた狂おしい3日間。芥川賞受賞作
読んだあとは、どこか世界が変わってみえる——体、言葉、季節、旅、本、日常など、あれこれ。川上未映子が放つ、魅惑のエッセイ集
舞台は東京のB&B。のんきな父、幽霊として見守る母、元アイドルのわがままな姉に囲まれて働く長男・草太郎の、新・細うで繁盛記!?
三陸の牡蠣は世界で食べられていた! 気仙沼で牡蠣養殖を営む著者が世界オイスターロードで出会った牡蠣の意外な話と愉快な人々
おいしい牡蠣を育てるために長年山に木を植える漁師が、豊かな汽水域の恵みは、森があってこそ生まれることを実証した不朽の名著
中国残留孤児だった父の半生を追いたい——「日本生まれの中国残留孤児2世」が、10年がかりで旅の果てに描いた壮絶なドラマ
浅草の呉服屋の一人娘結城麻子はアンティーク着物の商売を始めた。着物を軸に交差する二組の夫婦。かつてなく猥雑で美しい官能文学。
見つかるはずのない場所で見つかった「ぼくのコート」の謎を追う武夫は、やがてこの世界の秘密に触れる。3・11後の新境地!
ここまで赤裸々!? 男女のエロ話は深くてあったかくて為になる。名物連載15年分から選りすぐった笑いと興奮のベストエッセイ。
醜女と美人の収支は? 働き盛りと女盛りの関係、妻が病気の時の男は。相も変わらず赤裸々であたたかな、傑作ベストエッセイ第二弾!
主婦の浮気問題、魅力ある男の家庭、世間的つきあいの真髄から原発問題まで、冴え渡るお聖さんの考察が楽しい復活エッセイ第三弾!
古本屋の女房・斎は嫁いで15年。ある日、万引きをしようとした若い男ともみ合いになる。やがて斎はこの出来事をきっかけに男と関係を持ち、眠っていた「女」としての自分を目覚めさせていく……。
ウランからトリウムへ。著者が提案する液体燃料なら、たとえ大津波がきても、あのような惨事に至らなかった。「日本再生」の切り札
太平洋戦争における日本海軍の主力戦闘機であった零戦。外国機を凌駕するこの新鋭機開発に没頭した堀越二郎を中心とする若き技術者の足跡を描いたドキュメント。(佐貫亦男)
何重もの安全対策を講じているはずの原子力発電所でなぜ事故が? 一九七九年のスリーマイル島原発事故の状況を再現し、巨大システムの安全性を考え直すドキュメント。(黒田勲)
「脳が死んでも体で話しかけてくる」。自ら命を絶った二十五歳の息子の脳死から腎提供に至る最後の十一日を克明に綴った感動の手記
昭和20年、原爆で壊滅した広島を大型台風が襲った。二重災害の悲劇の全貌を掘り起こした柳田邦男ノンフィクションの傑作を復刊
迫り来る死を前に人はいかに生きるのか。がんと向きあった作家、俳優、学者、僧侶、企業人など、50余名の「生と死」のかたち
ひきこもりもパワハラも詐欺もすべて脳で解決!? 経済に続き今度は、脳科学の最新トピックが学べる、ブラックユーモア小説第2弾
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