作品
明治維新で没落した家を再興すべく西南戦争へ参加した錬一郎。彼を待っていたのは、一癖も二癖もある厄介者ばかりの部隊だった。
文政12年、材木置き場の奥で燃え上がる炎――「己丑の大火」から照降町を守るため、佳乃と周五郎は決死の策に出る。感動の第二巻。
二人の浪人を殺害し、江戸から逃げた指物師の伊佐吉が江戸に戻って来た。秋山久蔵は早速探索を命じる。何故男は江戸に現れたのか?
新薬の元気丸が好評となり、借金返済の目途がたってきた文吉。商売敵からの悪辣な妨害は依然として続くが……。シリーズ第三弾。
京都で咲弥と上野介の忘れ形見の香也と静かに暮らす雨宮蔵人の許に信州高遠から密使が訪れる。幕府の暗闘に巻き込まれる彼らの運命!
主君の仇と将軍綱吉を狙う、香也の許嫁冬木清四郎。次期将軍の思惑も入り、大きな政治に翻弄される蔵人と咲弥。恩讐の果ての大団円。
荒涼とした原野を二年で畑地にせよ――。川越藩主柳沢吉保は無謀な開拓を命じる。軋轢を抱える武士と農民の共同事業は成功するのか。
酒問屋の嫁・おはまは、姑と夫から辛い仕打ちにあっていた。ある日、思いつめて川に向かうが、そこに桜木清兵衛が通りかかり……。
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