作品
33歳の母、千恵さんが天に召され13年。父娘はいかに悲しみと向き合ったのか。感動を呼んだ『はなちゃんのみそ汁』からの10年。
ル・パスタン――フランス語で「暇つぶし」。文豪にとり、それは食、劇、旅、幼少の思い出。さあ「自分のパスタン」を探しましょう。
前夫と別れて熊本から渡米し、イギリス人の夫を看取るまでを鷗外の文学と重ね合わせるように書く。詩人が鷗外作品に入り込む新境地。
自宅で脳梗塞を起こした、八十四歳の私。入院・転院・リハビリ・帰宅・骨折・再入院の日々――。私は本当に治癒していくのだろうか?
政治家や著名人の発言のみならず、芸能人の結婚&謝罪FAXの筆跡まで分析して考察。「言葉」で今の日本を読み解く時事コラム集。
若く、美しいバーの売り子。彼女の虚ろな表情が物語る、残酷な現実とは――。名画の背後に潜むドラマを読み解く絵画エッセイ17篇。
東京は日本橋区の生れで、和菓子屋の九代目の長男。小林さんが出会った喜劇人や作家たち、映画を語る「週刊文春」連載の最終巻。
「銀ぶら」という言葉が生まれてから約百年。「伊東屋」「三笠会館」などの“名所”を巡り、現在までつながる銀座の魅力を伝える。
直木賞候補作『ふたご』の著者が、大切な本を通して、自身の人生のターニングポイントとなる瞬間を切り取った、瑞々しい初エッセイ。
おやつは甘い派? しょっぱい派? 和菓子から洋菓子、名店から量販店のスナックまで美味しく語り尽くす!書籍未収録エッセイつき。
「孤独もまた楽し」と思えるトシヨリ生活の秘訣を、ひとり暮らしの達人が伝授。観るだけで元気になれるおすすめ老人映画は必読必見!
松本清張の小説を「乗り鉄」目線で徹底研究。作中の誰が最初にどの路線に乗ったのか、という「初乗り」から昭和の日本が見えてくる。
令和を迎えた「ネオ中年」の私たち。今までのやり方を変えたり、手放したりたり。恐れずに、いまの私のジャストサイズを見つけよう。
週刊文春の人気連載「宇垣総裁のマンガ党宣言!」を書籍化。宇垣美里が選りすぐった傑作マンガの数々を熱量たっぷりに評します。
『蝉しぐれ』『三屋清左衛門残日録』など、数々の名作を残した藤沢周平。いまなお多くの人々をひきつけるその魅力に迫る。
極度の人見知りを経て、著者はいかに立派なおじさんになったのか。文庫用に新たな書き下ろしを追加、これにて自分探しは完全終了!
雨の日対策から収納術まで、着物を愛して四十年の筆者が綴る和装エッセイ。季節の「群好み」コーディネート写真百点以上、一挙掲載!
春の潮干狩り、夏はやっぱり江戸前穴子、秋は梨柿葡萄と果物三昧、冬の葱鮪鍋は風物詩――江戸の豊かな食材八十五と食文化を紹介。
物心ついた頃からゲイのあたい。父は自殺、母は毒親、生き抜くための売春…ハードな生活を支えてくれた大切な出会いと愛について。
先人たちの葛藤や情念にあふれ、今も脈打っている。セカイや人生のあらゆる一瞬を哲学的にひもとく、縦横無尽の思索の書。
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