作品
書けない老作家、代りに書く秘書、その作家に弟子入りした新人。三人の不穏な生活は思わぬ方向に。不思議な熱を持つ前代未聞の傑作。
全国を放浪し、死者を悼む旅を続ける坂築静人。彼を巡り、夫を殺した女、人間不信の雑誌記者、末期癌の母らのドラマが繰り広げられる
見知らぬ死者を悼み、全国を放浪する静人。時には拒絶され、理不尽な暴力さえ受ける過酷な旅の中で、1人の女性との運命の出会いが……
家族との確執、死別の悲しみ、自らを縛りつける呪縛との対決。そして避けられぬ死の傍らで、新たな命が――。静かな感動が心に満ちる感動の巨編!
ますます注目を集める新人作家・佐藤巖太郎の オール讀物新人賞受賞短篇が電子書籍オリジナルで登場
引っ込み思案の志音は、屋上で吹奏楽部の部長・大志と出会い、人と共に演奏する喜びを知る。圧倒的熱さで駆け抜ける胸キュンの物語。
結婚を焦るOL、大人の異性に心を震わせる少年と少女、残り時間の少ない夫婦…。人の数だけ、恋の形はある。豪華恋愛アンソロジー。
十一通の絵手紙をもらったのが最初だった。直木賞受賞、強迫神経症、お遍路、不意の死別。異色の私小説作家を支えぬいた詩人の回想。
一九八四年、台湾で四人の少年たちは友情を育んでいた。三十年後、そのうち一人が全米を震撼させる殺人鬼に。超弩級の青春ミステリ。
五年の武者修行から国に戻った男が直面した驚愕の現実と、幼馴染の女の仕掛けてきた罠。直木賞受賞作に続く、鮮やかな世界。
バリケードとデモ、アジ演説がキャンパスを占拠した、あのころ。思想とサブカルチャーの狭間で揺れ動いた60年代後半を描く回想記。
冷めた恋人、身勝手な愛人、誰よりも理解している男ともだち…29歳の女性のリアルな姿と彼女をとりまく男たちを描く直木賞候補作。
選考委員が選考会に現れない、次々とライバルが出現、ブレまくる選考基準……。波乱万丈にして人間臭さ全開の直木賞ドキュメント。
映画界のみならず文壇でも注目を集める著者の小説処女作。女性の死をめぐる兄弟の相剋が、それぞれの視点から瑞々しく描かれる
美しく奔放な母を養いながら、江戸で老人介護を生業として暮らすお咲。逝く人に教わる多くの真実が深く身にしみる時代長編。
ソ連の体制を痛烈に批判した小説をめぐる恐るべき陰謀。レニングラード、モスクワ、ソフィアなどを舞台にした所期の代表的傑作集
結婚が政略であり、嫁入りが人質と同じだった時代。各々の方法で城を守ろうと闘った女たちがいた――三人の女性の運命を描く中編集。
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