作品
善なるものの啓示により旅立つ生存者たち。だが悪の勢力もまた結集をはじめ……
夢の啓示に導かれ、老女アバゲイルのもとに集う生存者たち。彼らは悪の軍勢の存在をまだ知らない。
善なるものたちが築いた平穏の地。それが”闇の男”の魔手により崩壊の危機に。最後の対決を期して苦難の旅に出た者たちの運命は?
善と悪の最終決戦がついに開始された。ひとり、またひとりと仲間が倒れる中、世界の未来のために人びとは戦う——感動の完結篇
雪に閉ざされたホテルに棲む悪霊が、管理人一家を襲う。天才キングが圧倒的筆力で描き出す恐怖! 20世紀ホラー小説の金字塔
ごく普通の人々の人生に訪れる不思議。切ない悲しみの待つ結末、あるいは血の凍るような恐怖。巨匠の才能を堪能できる最新短篇集
かつて妻を殺害した男を徐々に追いつめる狂気。友人の不幸を悪魔に願った男が得たものとは。巨匠が描く、真っ黒な恐怖の物語を2編。
突然の凶行に襲われた女性作家の凄絶な復讐――表題作と、長年連れ添った夫が殺人鬼だと知った女性の恐怖を描く中編を収録。
「死」の気配を濃厚に漂わせる、富士の樹海。訪れる人々が生むドラマをこの世ならざるものが見守っている。魔力に満ちた連作短編集。
日中戦争の傷を抱えながら戦後を生きてきた父が昭和天皇の死に際し下した決断とは? 「父と息子」「戦争の記憶」に挑んだ傑作中篇。
大戦末期、関東軍による細菌兵器開発の陰に匿された、戦慄すべき事実とその開発者の人間像を描き、戦争の本質に迫った異色長篇小説。
芸者屋の女主人の母と、母を気遣いつつ芸事とは距離を置く娘、住込みの芸妓見習い。三人三様に日々を精一杯生きる姿が快い花柳小説。
きついノルマ、男性の少ない労働環境……年頃の乙女には過酷な「絶望ハンバーグ工場」で、女子工員たちが体験する不思議なドラマ
少年の日、西の町で暮らす母と僕のアパートに「てこじい」がふらりと現れた。祖父の生涯と死、母の迷いと哀しみを瑞々しく描く
なにものも分かつことのできない愛がある。時も、死さえも——ミリオンセラー『夏の庭』、名作絵本『くまとやまねこ』の著者が描く珠玉の物語
俊輔が、17歳のときから15年にわたり書き続けているサッカーノートを初公開する。そこには人気の裏で、苦悩と闘う姿があった
紫に染められた祖母の髪、真横に疾る白い雪、黄色に咲き乱れる連翹。九つの色が読む者の心を染める。花村萬月が贈る短編小説の極み。
ドレスデンの音大に留学した眞山はベルリンの壁崩壊に至る東ドイツの革命に立ち会う。音楽の力を感じさせる歴史エンターテイメント。
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