作品
「静かな時限爆弾」と呼ばれ肺がんなどを発症させるアスベスト(石綿)。自らも患者である作家が、現場を歩いて綴った連作小説集。
『黒面の狐』事件後、上京した物理波矢多は、闇市「赤迷路」に巣食う怪人「赫衣」の正体を調べるなかで、凄惨な殺人事件に遭遇する。
『蝉しぐれ』『三屋清左衛門残日録』など、数々の名作を残した藤沢周平。いまなお多くの人々をひきつけるその魅力に迫る。
冬山の峻厳さを描く表題作のほか、「地獄への滑降」「遭難者」「遺書」「霧迷い」など、遭難を材にとった迫力溢れる山岳小説全十編。
全国のミステリー通、書店員が選んだ珠玉の20冊。
スター俳優になり、CM撮影のため初めて故郷を訪れたSORAには、この地で確かめたいことがあった。秘密裏に遥に協力を求める。
人はどうやって女になっていくのか? 太宰治の傑作『人間失格』を下敷きに、「女性だからこそ覗き込む深淵」を照らし出す意欲作。
都心の限界集落で介護施設経営者が死んだ。容疑者となった友を救う為、刑事が疾走。高齢化社会の絶望と希望を描く社会派ミステリー。
八月の新月、満月珈琲店に美しい海王星の遣い・サラが訪れ、スタッフに加わる。人に夢を与えるサラが動くと…。人気シリーズ第3弾。
現代っ子4人の意識が、維新直後を生きる青年らの身体に入り込んだ! 西郷、大久保ら偉人達の側で、生きた歴史の授業が始まる。
滅亡した国・弓可留の青年は、謎のコンビと共に宝の奪還に向かう。魅力的なキャラ達と壮大な謎で紡ぐ新・異世界ファンタジー。
二十億円を用意しなければ「特急リバティ会津」を爆破するという脅迫状を送り付けた「戊辰百五十年の歴史を正す者」の真意とは?
長崎へと辿り着いた坂崎空也は、島巡りで出会った長崎会所の高木麻衣、奉行所の鵜飼寅吉と再会。西国での武者修行を続けるが……。
大身の旗本・山崎主税助の屋敷の池に妙な生き物が棲んでいるとか。謎を解く鍵は山崎家の備中の所領にある深泥沼にあるらしいのだが。
五年前、博奕打ちの貸し元を殺して逃げた伊佐吉が、江戸に戻ってきたらしい。男は何故、戻ってきたのか? シリーズ第十二弾。
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