作品
カメラマンの恋人を繋ぎとめるため、ロケ先のホテルのベッドで写真を撮らせるスタイリスト(表題作)。女のくすぶる性を描く短篇集。
一見幸せそうに見える恋人たちにも、ふとした瞬間に訪れる微かな違和感や、不信感。「角田光代の隠れた傑作」といわれる恋愛短篇集。
近づいたかと思えば遠ざかり、遠ざかると近づきたくなる。意識した瞬間にするりと逃げてしまうもの――傑作短篇集。
江戸末期の京都。僧になるため上京した烏(からす)は、ある女に出会い仏の道を捨て、観音像を彫り始める……著者初の時代小説。
シリーズ本が本屋大賞「超発掘本!」に選ばれ喜ぶも、コロナ禍到来。厳しく優しく面白いツチヤ教授の日常と名言はコロナ疲れに効く!
高2の夏休みに小豆島で出会った彼女から手紙が届く表題作ほか、心がゆるむムフフなエッセイ80本。笑福亭鶴光さんとの対談も収録。
漱石、明智光秀、勝海舟、一茶……歴史上の文人、武人達の書を「一杯やりながら会話を楽しむつもり」で、半藤さんが読み解いた名著!
陸海軍と海兵隊の縄張り争い。ニミッツとマッカーサーの足の引っ張りあい。米国側から初めて描かれるミッドウェイ以降の日米戦。
センス溢れるオフ・ビートな文体、爆発する無軌道なエネルギー。満場一致の松本清張賞受賞作にして新時代の青春小説、誕生――。
長い老後、ひとり暮らし、病気、災難・・・。正解のない世界にいる私たち。生きる知恵、生きる希望が湧いてくるエッセイ集
「長嶋より先には死なん」「王が再婚して羨ましい」「沙知代はワシと結婚して幸せだったのか」……誰にも語らなかった名将の本音。
リアリズム小説でもあり幻想譚でもあるような文学の深みを覗かせる、時間によって磨き上げられた八編の小宇宙。
モデルが例外なく死に至るという“死神”の異名を持つ謎の絵師ナユタ。その作品の裏側にある禁断の世界とは。渾身の美術ミステリー。
記憶を失くした少女が流れ着いたのは、ノロが統治し、男女が違う言葉を学ぶ島だった――。不思議な世界、読む愉楽に満ちた中編小説。
「意見の異なる相手を理解する知的能力」エンパシーをめぐる思索の旅。“負債道徳”からジェンダーロールまで思い込みを解き放つ!
『最貧困女子』などの著者、鈴木大介の初小説『里奈の物語』を、『サイレーン』『レンアイ漫画家』などを描いた山崎紗也夏が漫画化。
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