作品
徳川四天王・井伊直政の養母、直虎。彼女は先を視る不思議な力を持っていた。戦国の世に領主となった女の熾烈な一生を描いた渾身作。
猫はいつだって、「人生なんとかなるよ」と語りかけてくれた。三〇年以上よりそってきた猫たちとの生活を綴る、感動のエッセイ。
突然筆を折ったベストセラー作家・咲良怜花。その理由は、一人の男との煉獄のような恋愛関係だった。甘く残酷で痛ましい恋愛物語。
太平洋戦争開始の1941年12月8日。終戦の玉音放送が流れた1945年8月15日。人々は何を考え、何を発言し、何を綴ったか。
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ゼミの課題研究で沖縄を訪れた大学生二人を案内していた老人が摩文仁で突然泣き始め……戦争前後の人々のモラルを問う短編三編
浅草は柳川藩邸の太郎稲荷は疱瘡除けの利益で名高い。藩は参詣の有料化を図るが、そこに犯行予告が届く……「初午」など四篇収録。
太宰治の「逆ギレ事件」から、辛口評で鳴らした石原慎太郎の引退までの秘話満載。名物文芸記者による日本一有名な文学賞の八十年。
政治を動かすのはイデオロギーでも政策でもなく「人」だ。信念、行動原理、人間関係、出自から政局を動かす人々の核心に迫る。
「陸軍の至宝」「統制派の中心」と称された、その五十一年の生涯を掘り起こしつつ、現代にも通じる国防の思想を解き明かす力作評伝。
かつて地球に君臨したティラノサウルスの身体能力、生態などを最新の研究成果をもとに徹底解剖。ティラノを知れば、恐竜がわかる。
厭戦気分が蔓延していた戦前に、いちはやく国防の重要性と指揮官のリーダーシップ、理想的軍人像を説いた歴史的名著。
当時最も進歩的と言われたワイマール憲法下でなぜナチス独裁が誕生したのか? 日本を代表する政治学者が、その過程を解き明かす。
玄洋社の頭山満、杉山茂丸といった奇人、怪人、豪傑たちの破天荒な人生を面白おかしく描き上げた痛快な人物評伝。
七歳当時、諫早から長崎の爆心地を遠望し終戦を迎えた芥川賞作家が、戦後続々と刊行された有名無名兵士の戦記を読み、戦争を問う。
親子3人で平和に暮らす栗原家に突然かかってきた一本の電話。電話口の女の声は、「子どもを返してほしい」と告げた――。
遠い号砲が、オジイの戦争の記憶を呼び覚ます。悪戯者の猿は、オバアの血を騒がせる。異界からの使者、錯綜する時間、魅惑の短篇集。
大戦末期、関東軍による細菌兵器開発の陰に匿された、戦慄すべき事実とその開発者の人間像を描き、戦争の本質に迫った異色長篇小説。
大傑作『古事記』。日本人はこの書物をどのように読んできたのか。我々にとってカミとは――。神話と日本語の成立に迫る名ガイド。
「生のぎりぎりの淵をのぞき見ても、もっと行けたんじゃないかと思う」いま最も期待される探検家が自らの性とジレンマを描き尽くす。
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