作品
学生時代のゼミ仲間が犯した殺人事件を契機に、失われた青春を捜して池袋を彷徨する主人公が行き着いたワンダーランドとは――
記憶なんか要らない、この体があれば。新興宗教に狂う母に見捨てられた17歳の美緒は、矯正歯科医に恋をしかける。清新なエロス!
事業に失敗、命からがら故郷に還った男に百戦錬磨の借金取りの魔の手がせまる。よく見ろ己の姿を。男の挫折と復活をたどる北帰行!
“もぢり英語”を「高島版空耳アワー」として取り上げ、外来語の問題をユーモラスに論じた表題作を始め日本語のオカシサを徹底追究する
従来は蘇生するとは考えられなかった脳死寸前の患者を次々と生還させる「脳低温療法」とは? 救命医療の最前線を克明に追跡する
在英21年、英国一有名な日本人である著者が愛すべき奇妙なイギリス人とイギリスを独特な視点で綴った、イギリス・エッセイ決定版。
ど忘れはボケの始まりか? ボケと脳の最先端研究に取り組む著者による、身近など忘れと記憶のメカニズム、脳の活性化のヒント。
莫大な遺産を放り出し、念願の“動物のなんでも屋”業に打ち込む杏だが事件続出。しかも、ペットショップの一人息子に恋してしまい……
熊本県が全国から募集した文学賞の受賞作品集。衰亡する漁村でたくましく生きる女性をユーモラスに描いた表題作等入賞作五篇を収録
西暦535年、未曾有の火山爆発が起き、一年半にわたり太陽が消えた。そして地球最後の時が……人類史の書き換えを迫るスクープ
塀の外に出て20年。取材先や講演先、ゴルフ場や縁日などでバッタリ逢った元懲りない面々の、あの頃とは二味は違う暮しぶりと曲者ぶりを満載
若者を説得することは可能か? ご存じ土屋先生が、抱腹絶倒の笑いにくるんで人生の機智を語る絶妙のエッセイ。週刊文春好評連載
アラブ諸国との平和が進む中、「選民の国」「正義の国」というアイデンティティにも揺らぎが出てきた。独立半世紀イスラエルの行方は?
制度の改革は選挙をどのように変えたか。東京十七区の新人代議士誕生に見る都市型選挙区の後援会、浮動票のまったく新しい動き方
死刑制度があるのに世界一軽い刑罰。超精密司法といわれる日本の刑事司法の特徴を各国司法界の人々との交流の中で浮き彫りにする
JRAの戦略や高額賞金が話題にされがちな日本競馬だが近頃は馬の強さも注目の的。名血の導入は真の競馬大国への近道となるか?
鬼平の人柄には盗賊さえも惚れずにおけぬ――老盗・馬蕗の利平治を従えた鬼平が、熱海・江戸を舞台に大捕物を演じる。全二話収録
ボルドーvsブルゴーニュ、ロマネコンティvsシャトー・ラフィット——評価と人気を二分してきたフランスワインのライバル五百年史
信をたて天を畏れよ。戦いを好まず、人をつつみこむ、あかるい磊落。戦乱の世を類のない、おおきな器量で生きた男の、さわやかな生涯!
安楽死――それは神の与える恩寵か、悪魔の所業か。一人の心弱き医師の魂の軌跡を描く衝撃のサントリーミステリー大賞受賞第一作
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