雨だれの標本
紅雲町珈琲屋こよみ
吉永南央
価格:※各書店サイトで確認してください
新しい展開を予感させる、シリーズ第11弾!
お草が営む珈琲豆と和食器の店・小蔵屋が、高名な映画監督の新作の撮影候補地になった。店員の久実や常連客たちは色めき立つが、お草は店の通常営業ができなくなると、乗り気になれない。だが監督と面会すると、その件とは別に、お草は別のお願いをされる。彼に大きな影響を与えた古い映像作品を作った、ある無名の男を捜してほしいというのだ。わずかな情報とおぼろな記憶を頼りに、お草は男の姿を追うが――。彼はいったい誰なのか?
目次
第一章 雨だれの標本
第二章 別のお願い
第三章 狐雨は嵐の晩に
第四章 消えた場所まで
第五章 たずね人の午後
著者
吉永 南央
1964年、埼玉県生まれ。群馬県立女子大学卒業。2004年、「紅雲町のお草」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。
08年、同作を含む『紅雲町ものがたり』(文庫化に際し『萩を揺らす雨』に改題)で単行本デビュー。以降、「紅雲町珈琲屋こよみ」はシリーズ化して人気を博す。
他の著書に『オリーブ』などがある。
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