作品紹介

累計70万部突破、読者から圧倒的な支持を受ける人気シリーズ「紅雲町珈琲屋こよみ」、ほろ苦くも胸を打つ、待望の第8弾。

紅雲町でお草が営むコーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」では、近頃町にやってきた親切で物腰がスマートな男のことが話題になっていた。
ある日彼は小蔵屋を訪ね、お草に告げる。
「私は、良一なんです」
お草が婚家に残し、3歳で水の事故で亡くなった息子・良一。男はなんの目的で良一を騙るのか、それとも、あの子が生き返ったのか──?



小蔵屋の近所のもり寿司は、味が落ちたうえ、新興宗教や自己啓発セミナーと組んでの商売を始め、近頃評判が悪い。
そんな折、紅雲町に50歳前後の男が現れる。新規事業の調査のためと言い、短期でマンションに滞在しているが、親切で、清潔な雰囲気に「なんだかお草さんみたいだった」という客もいて、評判になっていた。
その男が、お草のもとを訪ねてきて、自分は息子の良一だと名乗る。
お草が一人で家を出た後、3歳で水の事故で亡くなったはずの息子、良一。
その男によると、じつは良一は助け出されたものの、父と後妻の間に子供が生まれて居場所がなくなり、女中だったキクの子として育てられたという。
そして、その証拠として、お草と別れた夫との間で交わされた手紙や思い出の品を取り出して見せる。
詐欺だと考えて冷たく男をあしらうものの、お草の心は千々に乱れる。
もし、あの子が生きていたのだとしたら? 
真相を確かめるために、お草は米沢にキクを訪ねる――。

嘘は、人生の禍となるが、ときに救いとなることもある。
心に明るい小さな光を灯す、初夏の物語。

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担当編集者より
NHKでドラマ化もされた大ヒットシリーズ。第8弾は、なんと、お草さんの息子を名乗る男が紅雲町に現われます。
お草さんが婚家に残し、たった3歳で水の事故で死んだはずの息子、良一。詐欺だと考えて冷たくあしらうものの、お草さんの心は千々に乱れます……。
意外な展開に、思わず胸がキュッとなる場面の連続でしたが、地方都市を舞台に、吉永さんが紡ぎ続ける物語は、ほろ苦い中にも、小さな希望の光を胸に灯してくれます。
杉田比呂美さんの描くミントグリーンの爽やかなカバーにもご注目ください。

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