責任感、リーダーシップ、戦略の有無、知性、人望……昭和の代表的軍人22人を俎上に載せて、敗軍の将たちの人物にあえて評価を下す
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あの戦争を戦った指揮官たちは、参謀本部や戦場でどのようなリーダーシップを発揮したのか、それとも官僚的な保身と責任逃れに終始しつづけたのか。長年の取材で昭和の人と時代を熟知する半藤さんと保阪さんが、代表的軍人22人を俎上に載せ、エピソード豊かにその人物像を語り尽くします。時には負けいくさの中にも日本人の美点を発見し、時にはその無責任ぶりを怒りをもって告発。語られるのは今村均、山本五十六、辻政信、永田鉄山、栗林忠道、伊藤整一、瀬島龍三、などなどです。(HH)
昭和史研究家。1939年、札幌市生まれ。同志社大学文学部卒。編集者時代の1972年に『死なう団事件』で作家デビューして以降、一貫して日本の近現代史を検証し続け、約5000人もの歴史の証人を取材してきた。2004年、昭和史研究の第一人者として第52回菊池寛賞を受賞。主な作品に『東條英機と天皇の時代』、『瀬島龍三参謀の昭和史』、『昭和史七つの謎』、『昭和陸軍の研究』、『あの戦争は何だったのか』などがある
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