民の命を守るため「医療の軍隊」を夢見た北里と鷗外は、なぜ道を違えて対立したか。医師でもある海堂尊が描くライバル物語!
北里柴三郎と森鷗外。感染症と戦ったふたりは、なぜ対立したのでしょうか。ふたりは同時期にドイツで学んで、感染症から国民の命を学ぶという同じ目標に突き進みました。おたがいを意識していた痕跡はありますが、心情的な交流はまったく見当たりません。医師でもある作家の海堂尊さんは、そこに注目しました。北里柴三郎は、自分についてはほとんど書き残していません。森鷗外は膨大な日記を残したけれど、都合の悪い部分にはあまり触れていなかったのです。真実は「藪の中」ですが、逆に記されていなかったからこそ、ふたりの関係は深かったのではないかというのが、海堂さんの着眼点でした。本郷和人さんの解説文でも指摘されているように、「原点にして頂点」の歴史小説であり、いまにつながる物語です。
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