書名(カナ) | ヒサシブリノノリベン |
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ページ数 | 312ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判変型 軽装 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2013年10月25日 |
ISBN | 978-4-16-376720-8 |
Cコード | 0095 |
週刊文春連載「この味」の単行本化。食をテーマにしたエッセイの第一人者である平松さんの最新作は、独特のほっこりとした語り口と臨場感あふれる描写に磨きがかかり、読みながらヨダレが溜まってくること必至。春は竹の子ステーキ、夏はすいかを丸かじり、秋みょうがに舌鼓を打ち、冬は切山椒に歳末の訪れを感じる――。まさに食の歳時記と呼ぶべき、美味なる世界が展開します。また、飽くなき探究心と抜群の行動力で、パリの絶品クレープから韓国オモニがつくるキムパブ(海苔巻き)、三陸海岸の「うみねこパン」まで貪欲に取材。敏腕ジャーナリストの耳で、加賀の鴨猟師がつぶやいた「アタマのいい鴨はうまいで」という名言も見逃さずキャッチします。ほかにも、新幹線で食べる海苔弁のうまさ、かまぼこ板の美学、油揚げが人格者である理由等々、食という卑近な行為をエンターテインメントに描き、そして時に哲学的に考察したヒラマツ食物誌の決定版。安西水丸さんのイラストも多数掲載しています。
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