単行本

糸切り 紅雲町珈琲屋こよみ 吉永南央

1,650 (税込)
発売日2014年08月25日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) イトキリ コウウンチョウコーヒーヤコヨミ コウウンチョウコーヒーヤコヨミ
ページ数 240ページ
判型・造本・装丁 四六判 小口折 並製カバー装
初版奥付日 2014年08月25日
ISBN 978-4-16-390110-7
Cコード 0093
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糸切り 紅雲町珈琲屋こよみ 吉永南央

1,650 (税込)
発売日2014年08月25日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) イトキリ コウウンチョウコーヒーヤコヨミ コウウンチョウコーヒーヤコヨミ
ページ数 240ページ
判型・造本・装丁 四六判 小口折 並製カバー装
初版奥付日 2014年08月25日
ISBN 978-4-16-390110-7
Cコード 0093

ちいさな商店街から、離れてしまった心の行方は?

観音様が見下ろす街で、珈琲豆と焼き物のお店『小蔵屋』を営む、おばあさんの杉浦草。常連客からは親しみを込めて、「お草さん」と呼ばれている。その『小蔵屋』がある紅雲町にある疏水のそばに、ぽつんとある商店街というには小さな「ヤナギショッピングストリート」がある。そこへ、雨の日に買い物に出かけたお草さんは、さみしそうな男が落としていった手紙を拾おうとして、黒い車にひかれそうになり、誤って電器店の店先にあるマスコット「ドリ坊」を壊してしまう……。
電器店の店主の五十川からは、高額の弁償を迫られるが、商店街の他の人たちが間に入り、弁償の件は棚上げとなる。しかし、草が気がかりなのは拾った手紙のほうだった。
手紙の「帰っておいで」の文字は、水ににじんで、器の牡丹餅の景色のよう。それは、一体、誰から誰への手紙なのか。そして、小さな商店街にもある〈秘密〉があった。
北関東の地方のある街を舞台に、老若男女が織りなす日々を「小さな謎」を軸に、たおやかに描き出した、コーヒーのように、すこしビターな味わいの短編集。
「小蔵屋」のお草さんが活躍する「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズ第四弾。

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担当編集者より

コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営むおばあさん、お草さんこと杉浦草が、街の小さな事件を解決する『紅雲町珈琲屋こよみ』シリーズの第四弾! 今度の舞台は、時が止まったような商店街「ヤナギ・ショッピング・ストリート」。そこで、落ちていた手紙を拾おうとしたお草は、黒い外車にひかれそうに……。改装できない小さな商店街の〈秘密〉とは? 地方の街を舞台に、老若男女が織りなす日々を、小さな謎を軸に、たおやかかつ鮮やかに描き出した、すこしビターで、味わいのある作品です。

著者

吉永 南央

1964年、埼玉県生まれ。群馬県立女子大学卒業。2004年、「紅雲町のお草」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。
08年、同作を含む『紅雲町ものがたり』(文庫化に際し『萩を揺らす雨』に改題)で単行本デビュー。以降、「紅雲町珈琲屋こよみ」はシリーズ化して人気を博す。
他の著書に『オリーブ』などがある。

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