作品紹介

一度は売ったものの手放したことを後悔していた帯留めが戻ってきたと、旧知の東京のアンティークショップから連絡をもらったお草。早速その店に向かうが、そこで耳にしたのは顔なじみのバーの雇われ店長が殺されたらしいという話だった。生前に彼と約束を交わしていたお草はそれを実行に移すが、その後、新幹線で何者かに追われている様子の母親と少年と隣り合わせる。そして、その少年を預かることになるが――。
殺された知人、生前の約束と怪しげな現金、最凶の男……。事件の全貌もわからぬまま少年と逃避行を続けるお草は、どこへ行くのか?

担当編集者より
 吉永南央さんがデビュー以来、書き続けている「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズ最新刊『薔薇色に染まる頃』が刊行されます。これでシリーズも10作目に到達です。
 吉永さんは、2004年に「紅雲町のお草」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビューしました。この作品は短編でしたが、「すでに主人公のキャラクターが出来上がっている」「連作の中の一作という風格がある」という当時の選考委員の評価に後押しされる形で、〈お草さん〉を主人公にした連作短編集『紅雲町ものがたり』(文庫化に際し『萩を揺らす雨』に改題)を刊行したのです。
 じつは新人賞受賞作は、吉永さんが人生で初めて書いた小説だったとか。その作品をもとに単行本デビューを果たし、それがシリーズ化し、ついには10冊に! 第1作からすべて伴走してきた編集者としても、とても感慨深いです。
目次
第一章 長い約束
第二章 メジャーと竹尺
第三章 湖に降る
第四章 神様の羅針盤、くまの寝息
第五章 薔薇色に染まる頃
商品情報
書名(カナ) バライロニソマルコロ コウウンチョウコーヒーヤコヨミ
ページ数 224ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2022年10月10日
ISBN 978-4-16-391603-3
Cコード 0093

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