単行本

完全読解 司馬遼太郎『坂の上の雲』 佐藤優 片山杜秀

1,760 (税込)
発売日2022年03月25日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(カナ) カンゼンドッカイ シバリョウタロウサカノウエノクモ
ページ数 256ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2022年03月25日
ISBN 978-4-16-391488-6
Cコード 0095
試し読み
書店在庫
ネット書店で購入
単行本

完全読解 司馬遼太郎『坂の上の雲』 佐藤優 片山杜秀

1,760 (税込)
発売日2022年03月25日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(カナ) カンゼンドッカイ シバリョウタロウサカノウエノクモ
ページ数 256ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2022年03月25日
ISBN 978-4-16-391488-6
Cコード 0095

令和に甦る「国民文学」の力!

月刊「文藝春秋」2021年1月号から5月号にかけて短期集中連載された「司馬遼太郎『坂の上の雲』大講義」に、新たに書き下ろしたコラム、人物事典、関連年表、詳細な脚注などを追加。昭和の「国民文学」と呼ばれた司馬氏の代表作を、令和の読者も楽しめるように完全読解した決定版。筆者の佐藤優氏と片山杜秀氏は、現代きっての読書人。歴史への洞察も深い。この両者が丁々発止、司馬作品に切り込んでいく。平成以来、沈滞を続ける日本社会に、もう一度、明治の清新な風を吹き込む1冊です。これから『坂の上の雲』を読もうという読者はもちろん、何度も読んだという読者にも、新鮮な作りになっています。本書を読んだ後、書棚からもう一度、『坂の上の雲』を取り出してみてはどうでしょうか。明治が、昭和が、そして近代日本の姿が甦ってくることでしょう。

目次

はじめに 佐藤優

序章 今なぜ『坂の上の雲』を読み直すのか
 「エリート」と「大衆」が分断された今こそ、世代を超えて読み継ぐべき「国民文学」の意義

佐藤優のインテリジェンス・アイ①
「学ぶことの楽しさ」を取り戻そう
片山杜秀の歴史家の目①
郷土が人を育てた時代

第一章 乃木希典と東郷平八郎 
 「乃木将軍」は〝愚将〟だったのか? 「海軍=合理的」「陸軍=非合理的」説は本当か?

佐藤優のインテリジェンス・アイ②  
ロシア人の日本人観はこうして作られる
片山杜秀の歴史家の目②  
乃木と児玉もうひとつの顔

第二章 夏目漱石と正岡子規
 漱石と子規は、秋山真之とともに〝近代日本語の創設者〟だった

佐藤優のインテリジェンス・アイ③
夏目漱石の朝日嫌い
片山杜秀の歴史家の目③
戦争映画でたどる「明治百年」の雰囲気

第三章 明石元二郎と広瀬武夫
 日露戦争の〝情報戦〟で活躍した二人から見える〝日本のインテリジェンス〟

佐藤優のインテリジェンス・アイ④
戦後も生き続けた陸軍中野学校
片山杜秀の歴史家の目④
二つの明石ブームの世相を考える

第四章 日清・日露戦争と朝鮮半島
 あえて〝翻訳しない〟が日韓関係を解きほぐす鍵になる

佐藤優のインテリジェンス・アイ⑤
「中道の人」司馬遼太郎
片山杜秀の歴史家の目⑤
司馬遼太郎が書かなかったこと

あとがき 片山杜秀

司馬遼太郎『坂の上の雲』年表 東谷暁

『坂の上の雲』主要人物事典 河﨑貴一

担当編集者より

司馬遼太郎作品は、ほとんどすべて、しかも何度も読んできたと自負していましたが、お二人の話を聞いて、「そういう読み方もあるんだ」と、感心することばかりでした。見方が変わると面白さも変わります。擦り切れるほど読んだ『坂の上の雲』を、もう一度、読み直そうと思いました。

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。

メディア関係者・図書館の皆様

表紙画像のダウンロード

ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。

雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。

書店在庫
ネット書店で購入
文春文庫は50年を迎えました! 特設サイト 2024 文春文庫 秋100ベストセレクション 米国を代表する作家、スティーヴン・キングの特設サイト 吉永南央「紅雲町珈琲屋こよみシリーズ」特設サイト 佐伯泰英特設サイト 阿部智里「八咫烏シリーズ」特設サイト