書名(かな) | せんそうはんざいとたたかう こくさいけいじさいばんしょはくっしない |
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ページ数 | 224ページ |
判型・造本・装丁 | 新書判 |
初版奥付日 | 2025年06月20日 |
ISBN | 978-4-16-661496-7 |
Cコード | 0295 |
ロシアによるウクライナ侵攻とイスラエルによるパレスチナ・ガザへの非人道的な攻撃。目まぐるしく国際情勢が変化するなか、この二つの戦争に向き合い、プーチンとネタニヤフに逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)。日本人として初めてそのトップに就任した著者は、ほどなくしてプーチンから逆指名手配を受けることにもなった。さらにはトランプ大統領の大統領令による経済制裁を受けるなど、世界規模の戦争犯罪に向き合ってきた国際刑事裁判所はいま、存続の危機に立たされている。
第二次世界大戦後にホロコーストに向き合ったニュルンベルク裁判、日本の戦争責任を裁いた東京裁判。二つの軍事法廷裁判にルーツをもち、曲がりなりにも平和を希求する国際秩序の礎であり続けてきた国際刑事裁判所とはいかなる機関なのか。二つの戦争という異例の事態にどう向き合ったのか。「世界の警察」アメリカが過去のものになりつつある戦後国際秩序の行方とは――。
「世界で起きていることは、やがて日本でも起きること」。「力による支配」がむき出しになりつつある今こそ「法の支配」による安全保障が必要だ。
「ウクライナ戦争の勃発で完全に覚醒した」と語る赤根さんが、その奮闘を通じて未来への責任を語りかける。
プロローグ プーチンから指名手配を受けた日
1章 二つの戦争の狭間で 国際刑事裁判所が戦争に対峙する
2章 国際刑事裁判所とは 戦後80年を前に
3章 私はこんなふうに歩いてきた
4章 国際刑事裁判所と世界の未来――戦後秩序はどこへ行く?
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