書名(カナ) | テンニンカラクサ ジセンサクヒンシュウ |
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ページ数 | 272ページ |
判型・造本・装丁 | 文庫判 |
初版奥付日 | 2018年09月10日 |
ISBN | 978-4-16-791149-2 |
Cコード | 0179 |
岡村響子、30歳。キエーーーーッ!
毒親に育てられた少女や育児放棄された子供が大人になったらどうなるのか――。山岸凉子の天才ぶりをあますことなく伝える究極のトラウマ漫画5篇を厳選。
時代錯誤なまでに厳格な父に育てられた少女が、過剰なまでに他者を警戒し、複雑に成長していく「天人唐草」。
ギリシア神話上の怪物、女面鳥獣が、普通の高校生活を送る少年の目の前に美少女として現れる「ハーピー」。
妾腹の子として生まれた少年が、亡くなった父の本宅に引き取られ、”本当の母親”を探す「狐女」。
死者の言葉を聞くことのできる特殊な能力をもつ「鳥人族」の血を引く少年と民俗学者・人見との肉親の愛情を越えた物語「籠の中の鳥」。
海外旅行のために家を空ける祖父宅の生き物の世話のために、猛暑真っ盛りのH市へと向かう澄生。公園で出会った一人の女の子との不思議な体験を描いた「夏の寓話」。
あまりにも悲しく、苦しく、せつない山岸ワールド。その天才ぶりと作品世界の奥深さに打ちのめされること間違いなしです!
天人唐草
ハーピー
狐女(きつねじょ)
籠の中の鳥
夏の寓話
解説 「失われた子どもたちの記」 中島らも
山岸凉子特別インタビュー 「怜悧なまなざしで人間の心理に切り込む作品世界」 門田恭子
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