作品紹介


旅と酒の歌人・若山牧水は、恋の歌人でもあった――。

白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ
幾山河越えさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞけふも旅ゆく

これらの名歌が生まれた背景には、小枝子という女性との痛切な恋があった。
若き日をささげた恋人の持つ秘密とは?
恋の絶頂から疑惑、別れまでの秀歌を、高校時代から牧水の短歌に共感し、
影響を受けてきた俵万智が丁寧に読みこみ、徹底した調査と鋭い読みで、二人の恋をよみがえらせる。スリリングな評伝文学。

第29回宮日出版文化賞特別大賞受賞作。

『ぼく、牧水!』の共著がある俳優・堺雅人氏も絶賛。

〈俵さんは、ご自身の体験さえ曝けだしながら牧水の恋に迫る。自分はこんな状況のときこんな歌をうたったから、牧水もきっとそうだろう、という具合に。その考察は容赦ないけれど、小動物を解剖する子どもみたいに、いきいきしている。よみおわったとき「牧水の恋」そのものが、ひとつの生き物のように感じられた。〉                      (推薦コメントより一部を抜粋)

「解説」は牧水研究の第一人者・伊藤一彦氏(堺氏の高校時代の恩師で、『ぼく、牧水!』の共著者)。


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担当編集者より
恋は、いつ始まるのだろうか――本書はこんな意味深な書き出しで始まります。
自ら恋の歌を多く詠んできた俵さんが、確かな鑑賞と鋭い読み、意外なツッコミで若山牧水の若き日の恋、そこから生まれた名歌にこれでもか! と迫り、
スリリングにその恋愛を蘇らせたとして、単行本刊行時大きな話題になりました。
文庫版には、『ぼく、牧水!』の共著書がある俳優・堺雅人さんが、熱く長い推薦コメントを寄せてくださいました。
堺さんによると〈俵さんも牧水も、命の不思議に引き込まれた似たもの同士〉なんだとか…。
ぜひその言葉を、本書を読んで実感してみてください。 
商品情報
書名(カナ) ボクスイノコイ
ページ数 320ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2021年08月10日
ISBN 978-4-16-791741-8
Cコード 0193

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