作品
太平洋戦争敗戦間際。特攻で死にそびれた男が仲間とオンボロ輸送機で大空を駆ける。インドネシア独立のために! 文庫書き下ろし
生前は要注意人物、死後は自由主義者として排撃、戦後は民主主義者としてGHQ公認!? 1万円札の肖像におさまるまでの毀誉褒貶を描く
オーストラリア北端の木曜島では明治初期から多くの日本人が白蝶貝採取に従事していた。彼らの哀歓と軌跡を辿る表題作ほか3篇
太平洋戦争下、若者たちはどう生き、どう死んでいったのか。女学生康子の遺した日記と書簡が再現する「アンネの日記」を凌ぐ感動
第二次大戦中、杜絶した日独両国の連絡路を求め数回にわたって大西洋に潜入した日本潜水艦の苦闘を描く。文藝春秋読者賞を受賞
大事な通信を守ろうと、彼女たちは最後まで職場を離れなかった。けなげな交換手たちに焦点を当てた11編の短編小説集。
天皇の「藩屏」たる皇族は、なぜこぞって軍人になったのか。軍功、出世、スキャンダルなど、明治から大東亜戦争までの軌跡を追う
朝日主催から文部省主催に変更して強行された昭和十七年の甲子園大会。球児たちの引き裂かれた青春の虚実を描くノンフィクション大作!
太平洋戦争最大の激戦地、硫黄島。米軍が恐れた名将栗林中将は、日本との連絡が途絶えるまでの8カ月間、家族に手紙を送り続けた
生涯かけて日本人と日本文学を見つめ続けてきた巨匠評論家が、作家たちの戦中、戦後の日記を精緻にダイナミックに読み解いた労作
太平洋戦争下、若者たちはどう生き、どう死んでいったのか。原爆で即死した広島市長の父を追うように亡くなった康子。生と死のはざまで揺れた若者たちの青春群像が彼女の遺した日記と書簡をもとに蘇った。世界的ベストセラー「アンネの日記」を上回る感動の実話。
太平洋戦争中、雷撃と並び敵艦必殺の戦法とされた急降下爆撃。生還率数パーセントの戦いに挑んだ海軍爆撃機乗りたちの姿を活写
質素な暮らしぶりの仙吉と羽振りのいい修造。ふたりの友情は親密で、まるで一対の狛犬、阿吽のようだった。太平洋戦争前夜の情景
未曾有の激戦地、硫黄島の1944年から45年までを、多数の硫黄島経験者に取材し再現。書かれねばならなかった戦記文学の傑作
絶海の孤島に駐屯する自衛隊の基地で、小銃が紛失した! 前代未聞の大事件を解決する極秘任務を負った2人が辿り着いた真実は?
哲彦が疎開先で出会った喬史の顔の左半分を覆う黒痣。村人たちはスナメリの祟りと忌み嫌うが、喬史の左目にはそれ以上の秘密が……
太平洋戦争開戦をめぐってなされた、知られざる意思決定過程を追うことで、あの戦争に突き進んでいった、時代の「空気」を探究する
昭和19年9月から20年10月まで、太平洋戦争終局への道を、作家自身の内面から世相、戦局に至るまで、正確無比かつ冷静に記録
戦争の痕跡さえ残さぬバブル絶頂の日本に育った団塊ジュニアの女性が慰霊の旅に同行。記憶の底に生々しい戦争体験を次代に繋げる
自衛隊は「軍隊」なのか。その存在意義とは。隊長室の盗聴事件を機に明らかにされる、真の敵の正体とは。注目作家の幻のデビュー作
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