汐留・日本テレビにて9月2日(水)に行われた「日テレドラマ SHOWCASE」。登壇したのは、日本テレビでこの秋にスタートする3作品、『俺たちの箱根駅伝』『メリーベリーラブ』『ハイド&シーク 0秒前の彼女』のキャスト陣だ。それぞれの見どころや撮影秘話を会見で語った後、多くのファンが駆けつけたレッドカーペットに登場。イベント会場は大歓声に包まれた。

この日は、10月10日スタートとなる土曜ドラマ『俺たちの箱根駅伝』の原作、池井戸潤さんの文庫発売とも重なったが、出演者の大泉洋さん、伊藤沙莉さん、山下智久さんの発言からは、池井戸さん自身が「もう二度と、こんな小説は書けないでしょう」という作品への手ごたえ、さらに映像化への自信があふれていた。
大泉洋さんの“30歳若返り”に対して…
会見での最初のトークテーマは「撮影現場でのハプニング」。『俺たちの箱根駅伝』に主演する大泉洋さんは、時間の幅がある物語ならではの役作りについて語った。
「今回の『箱根駅伝』のドラマは、割と何年にもわたる話だったりもするんですが、過去の話が出てくるんです。私は今現在、『箱根駅伝』を中継する、チーフプロデューサー役なんですけども、その駅伝の中継を始めた頃の若いシーンというのが出てきます。
そのときは、もう30歳ぐらい若返らなきゃいけなかったもんですから、ヅラ(鬘)を被ったり何だりで、結構大変でした。そこでは山下さんが演じる、甲斐監督の過去ともつながる場面だったんですが、ぱっと見てみたら、山下さんはそのまんまだったんです。ヘアスタイルをちょっと若くしただけで、山下さんはそのまんま来たなって……でも、山下さんは大学生に見えるんですよ。すごいなと思って」

山下さんは「そんなことはないですよ」と言いつつ、このエピソードに伊藤沙莉さんも、「若づくりした大泉さんが、何かふざけて……本当にふざけてるんです」と即座に反応。大泉さんが「結構、大事なシーンなんですけど……」とぼやく姿に、現場の雰囲気のよさが伝わってくる。
「道路貸し切って」撮った大規模ロケでまさかの失敗!?
続く「撮影での失敗談」については、山下智久さんがコメント。
「今回は駅伝の撮影なので、岡山だったり広島だったり、いろいろなところに協力していただいて、道路を貸し切って、エキストラの皆さんにも、本当に1000人を超える規模の、すごい大規模で撮影していただきました。
僕は監督役なので監督車から激励を送るんですけども。学生ランナーたちも何回も走って、結構体力の限界が近づいている中、僕がセリフで励ます喝を入れるという場面がありました。そこで一生懸命喝入れてたんですけど、まったく反応がなくて、『あれ、なんでだろう?』と思ったら、スピーカーのスイッチが入ってなかったんです」
結局、撮り直しとなり、「ただただ、誰も聞こえてなかった。もう、本当に申し訳ない気持ちです」というが、大規模なロケの臨場感は、ドラマ『俺たちの箱根駅伝』の大きな見せ場となっているにちがいない。
目標は「理想の上司」というけれど
さらに「共演者に一言」のセッションでは、伊藤沙莉さんが披露したエピソードは、大泉洋さんが口にしていたという“ある目標”だ。
「大泉さんはほんとに耳にタコができるぐらい、理想の上司になりたいってずっと言っているんですね。で、このドラマを通して、それに近づいてやろうっていう魂胆があるんです。みんなで応援しようっていう形で、そこで絆が生まれて『理想の上司的にはこうしたほうがいいですよ』みたいな感じで、結構みんなで和気あいあいと撮影をしていたんですけど……」
これに対しても、大泉さんは自分から理想の上司になりたいという人物が、理想の上司に挙げられるはずがないとぼやき、「なれなかったら言いふらしたお前のせいだ」と返す。「ひょっとして(ドラマが)はじまって1話目は理想の上司になれるかもしれないけれど、どうせ2話目からは山下さんが演じる監督の甲斐が理想の上司ナンバーワンになっちゃうんですよ」と、さらに会場は笑いに包まれていた。

当日の朝の発表で集まったレッドカーペット前の大観衆
記者会見の後、舞台はレッドカーペットへ移る。実はこのイベントは、当日朝に情報が解禁されたばかりだったが、周囲は観客で埋め尽くされ、キャストの登場のたびに大歓声があがった。
「日テレの大型ドラマで、レッドカーペットにこのように登場するというのは、初めてのイベントだとお聞きしまして。記者の皆さんがたくさんいて、ファンの皆さんがいるとは聞いたんですが、正直、こんなにいるとは思ってなかった。ちょっと侮っていました」(大泉さん)
「今日の朝、声がけして、こんなにたくさん集まっていただけるっていうのは、すごいことだなと。今、とっても感動しております」(伊藤さん)
「キャスト、そしてスタッフ一同、『俺たちの箱根駅伝』、ほんとに情熱を注いで作らせていただいたので、こうして日テレの皆さんにチームで協力していただけて、より一層、これからたくさんの人に見ていただけるように、自分自身もできることをしていきたいなという思いで、今日は盛り上がってます」(山下さん)
「放送は日本テレビで土曜夜9時です」

イベントの最後を締めくくったのも大泉洋さんだった。
「皆さんがご存知の箱根駅伝が、ほんとにその臨場感そのままに、先ほど山下さんもおっしゃいましたとおり何千人というエキストラの皆さんを投入して、ほんとに本番さながらのレースシーンも繰り広げられますし、その箱根駅伝というものがどのようにテレビ中継されているのか、そのテレビ局の内幕、その会社でのみんなの戦いも描かれていきます。
そして大事なのは放送は土曜夜9時でございます。池井戸潤さんの原作ということで、勝手に日曜劇場だと思っている方が多いみたいですが、我々は“別班員”ではございません。また“別班員”が箱根を走るというわけではございません(笑)。箱根駅伝は日本テレビのコンテンツでございますので、日本テレビのドラマだと覚えていただきまして、『俺たちの箱根駅伝』は土曜夜9時からだとお願いしたいと思っております」
まるで選挙演説のように「土曜夜9時」と大泉さんが連呼すると、会場にはまたしても大きな笑いの渦が巻き起こる。10月10日からの土曜ドラマ『俺たちの箱根駅伝』への期待がますます高まったイベントとなった。この機会に池井戸潤さんの原作『俺たちの箱根駅伝』も、ぜひ読み込んだうえで、放送スタートを楽しみにお待ちいただきたい!









