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新鮮で飽きないテーマと等身大の家族

新鮮で飽きないテーマと等身大の家族

文:益田 ミリ (イラストレーター)

『沢村さん家のこんな毎日 平均年令60歳』 (益田ミリ)


ジャンル : #随筆・エッセイ

リアルになった家の間取り

 漫画の登場人物にはモデルはいません。なので、沢村家の父も母も娘も架空の人物です。わたしが今まで生きてきた中で、会った人たち、見た人たちのかけらで出来ているのかもしれません。

「毎週、大変でしょう?」

 と、よく言われるのですが、実は、毎週描いてはいません。描くときは、集中して一気に描くほうが性にあっているので、1日で数本仕上げています。そして、だいたい2~3ヶ月先の号まで、編集者にお渡しするようにしています。

 季節感は大切なので、カレンダーを見て、花や野菜、食べ物の旬は調べるようにし、漫画に取り入れています。

「あ、これ、沢村さん家族っぽい」

 と思ったことは、手帳に書き留めておくようにもしています。

 書籍化にあたり、少し長めの描き下ろし作品も収録しています。タイトルは「沢村さん一族の長い一日」。沢村さん家の父・四朗の故郷に、家族そろって行くという1話です。

 彼らの出身地はどこにしよう?

 新潟に決めたのは、担当編集者の出身地で、原稿の方言指導がスムーズだったからです。個人的にも何度か旅行をして、とても好きな場所だったというのもあります。

 久しぶりに会う親戚のおじさんやおばさんの少し老いた姿に、ヒトミさんはちょっと切なくなりますが、さわやかなお話が描けたと思います。

「沢村さん家の間取りがあったら楽しそうですよね」

 編集者に言われて、「楽しそう! 描きます」と言ったものの、間取りって難しいんですねぇ。結局、知り合いの建築家にお願いしました。リアルな図面になって、逆に面白いんです。ぜひ、いろいろ楽しんでいただければと思います!

沢村さん家のこんな毎日
益田ミリ・著

定価:1,000円+税 発売日:2014年06月02日

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