寺山修司(昭和十年=一九三五年生まれ)は「言葉の錬金術師」と呼ばれ、劇作家、演出家、詩人、歌人、小説家、評論家などとして多方面に才能を発揮した。
〈歩きながら書く。走りながら書く。戦いながら書く。愛しながら書く。そんな書きかたをしてみたいと思う。
少年時代、私は「地の糧」の中の一節がとても好きだったのである。
――書を捨てよ、町へ出よう〉(「週刊文春」昭和四十一年十二月二十六日号)
昭和四十二年、劇団〈天井桟敷〉を結成。三月には評論集「書を捨てよ、町へ出よう」を刊行して若者を中心に絶大な人気を誇った。競馬に対する造詣の深さも有名だったが、カードゲームも得意だった。
〈十歳のときにポーカーをおぼえた。いまでは五、六十種類のポーカーができる……〉(同)
四谷のバー「マロウド」にて撮影。昭和五十八年、四十代の若さでこの世を去った。
プレゼント
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『赤毛のアン論』松本侑子・著
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