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くわえタバコで外野を守る坂口安吾

くわえタバコで外野を守る坂口安吾

文・写真:「文藝春秋」写真資料部

 昭和二十四年(一九四九年)、戦後初の文壇野球チームが結成され、六月、文春野球部との対戦が、東京・八重洲広場で行われた。

 写真の坂口安吾は文壇チームの先発投手で四番打者。メンバーはほかに、獅子文六、今日出海、永井龍男、新田潤、舟橋聖一、石川達三、河上徹太郎、田村泰次郎、井上友一郎、北条誠がいた。スコアは乱打戦の末、十二対十二の引き分け。坂口安吾の守る外野の向こうは東京駅八重洲口である。

 坂口安吾は明治三十九年(一九〇六年)生まれ。無頼派と呼ばれ、純文学をはじめ、歴史小説、推理小説、紀行から時代風俗まで、幅広い領域で小説やエッセイをつづった。とりわけ昭和二十一年に発表した「堕落論」はベストセラーとなった。

 スポーツも万能。旧制中学時代、野球や陸上競技に熱中し、大正十三年(一九二四年)、全国中等学校陸上競技会のハイジャンプで優勝している。昭和三十年没。

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