手塚治虫と並んで戦後のマンガの世界をリードしたのが、先日亡くなった赤塚不二夫だった。
「週刊文春」昭和六十二年(一九八七年)五月十四日号に、「前妻が『保証人』になった赤塚不二夫の再婚相手」なる記事が掲載された。
〈マンガ家赤塚不二夫氏が、ひとまわりも齢下の美人と正式に再婚していたことが判明。しかも、その橋渡し役が離婚した前夫人とあって、周囲もビックリ。赤塚氏は前夫人を今でもママと呼び、前夫人は新夫人をほめちぎる。赤塚氏を間に挟んでの、この何ともおかしな “三角関係”〉
赤塚氏を挟んで向かって左が新夫人の真知子さん。右が前夫人の登茂子さんである。
真知子さんは、平成十八年(二〇〇六年)七月に他界。登茂子さんも赤塚氏が亡くなる三日前にこの世を去った。
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