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【発売情報】文春文庫6月刊のご紹介

【発売情報】文春文庫6月刊のご紹介

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戦後70年に日本のこれまでを振り返る

今年は戦後70年です。文春文庫では、半藤一利さんセレクト「日本のいちばん長い日」フェアを全国の書店で展開しています。今月刊行された半藤さん編集の『十二月八日と八月十五日』は、文化人たちの日記や記録から、その日をどう過ごしたかを辿っています。

併せて『太平洋戦争の肉声I』では、「文藝春秋」をはじめ雑誌に掲載されたスパイや参謀、兵士たちなど当事者の貴重な証言を集めました。

いったい日本人とは? この機会に深く考えたい方には、歴史家、磯田道史さんの3人の実在した無名人物に焦点をあてて描いた『無私の日本人』がおすすめです。

それから、東日本大震災でも、無私の支援活動の輪が広がりました。なかには原発事故で無人となったエリアに取り残されたペットを救い出すボランティアもありました。森絵都さんは、『おいで、一緒に行こう』で、そういった活動をレポートしています。

問題が山積する日本。少子高齢化のなかで、どのように生きるか。内田樹さんの『最終講義』は、現代日本人の切実な課題を丁寧に解きほぐしてくれます。

さて、3月に引き続き、東野圭吾さんのガリレオシリーズから『禁断の魔術』が満を持して登場です。本作は単行本時に『禁断の魔術』に収録されていた、中篇作品「猛射つ(うつ)」を大幅加筆しての文庫オリジナルバージョンです。

そのほか、今月の文春文庫の一覧はこちらからどうぞ >> 文春文庫 今月の新刊

 

 

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