文春写真館

新幹線の車内で英字紙を読む宮澤喜一

文・写真: 「文藝春秋」写真資料部

新幹線の車内で英字紙を読む宮澤喜一

 大正八年(一九一九年)生まれ。母方の祖父小川平吉は司法大臣、鉄道大臣をつとめ、父裕も衆議院議員をつとめた政治家一家に育つ。東京帝国大学法学部卒業後、大蔵省に入省。

〈「池田さんのカバン持ちをしたのが運の尽き」と韜晦するように、秘書官としてつかえた池田勇人蔵相が放言問題で辞任したのにあわせて退官〉(「文藝春秋」昭和五十二年=一九七七年十一月号「日本の顔」より)

 写真は昭和五十二年、下田会議(日米関係民間会議)出席の際、撮影されたもの。英語が得意で、移動の新幹線の車内でも英字紙を読んでいた。

 昭和二十八年参議院議員に当選。のちに衆議院議員に転じた。通産大臣、外務大臣、内閣官房長官、大蔵大臣を歴任し、平成三年(一九九一年)、第七十八代内閣総理大臣となる。平成五年、内閣不信任案可決を受け、衆議院を解散するが、総選挙で自民党は敗れ、下野した。平成十年、小渕内閣のもとで大蔵大臣に就任、総理大臣経験者の異例の就任に、「平成の高橋是清」と呼ばれた。

 平成十九年(二〇〇七年)没。

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