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40代出産の楽しみ方<br />大田垣晴子×内田春菊

40代出産の楽しみ方
大田垣晴子×内田春菊

「本の話」編集部

『40歳! 妊娠日記』 (大田垣晴子 著)

出典 : #本の話
ジャンル : #随筆・エッセイ

大田垣晴子
1969年神奈川県生まれ。武蔵野美術大学卒業後、同大学ファッションデザイン研究室助手を経て画文家に。著書に『東京リラックス』『オトコとオンナの深い穴』『女は原石なのよ――30代からの女磨き』などがある。

大田垣  私もドキュメンタリー番組をたくさん見て、「どんなことがあっても育てる」って自分に言い聞かせていました。たとえダウン症かどうかわかったところで、決断できるかどうか。5カ月間もお腹の中にいたのに、そこで思いきれるのかなって思いますよね。

内田  ダウン症はどのくらいの確率なんでしたっけ。

大田垣  妊娠15週から17週で、20歳が1177人に1人。30歳で700人に1人。40歳になると86人に1人の確率になります。高齢出産する人自体が少ないので、確率が上がるという説もありますけど。

内田  この桁違いはやっぱり不安ですよね。でも、私は1人目を産んだ後に、流産(全体の10%~15%)と子宮外妊娠(100回に1回未満)があって、2人目が逆子(全体の3割くらい)だった。超確率ベイビーと呼んでますけど(笑)。数字も言い出すとキリがないですね。

大田垣  羊水検査で99%はわかるけど、あとの1%は、もしかしたら間違いかもしれないし。重い決断ですよね……。

内田  「100%絶対」ってことはないから難しいですよね。妊娠は初期、中期、後期とどの時期が一番辛かったですか?

大田垣  どの時期もあまり辛くなかったですね。つわりもほとんどなかったし。なので、自分の体がどう変わっていくのかなという記録を淡々とつけていました。

内田  大田垣さん冷静だから、旦那さんがすごいウザく感じるの(笑)。「抱き枕を譲ってあげろー!」とか。絵日記はもともと描いていたんですか?

大田垣  この時だけです。記録として残しておこうと思って。自分の体がどう変化していくのか興味があって。これがもとの日記です(と、日記の現物を手渡す)。

40歳! 妊娠日記
大田垣 晴子・著

定価:1155円(税込) 発売日:2011年04月23日

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