内田 私も1人目を産んだ後に流産の経験があるけれど、最初と次の2回連続は辛いなあ……。流産って、まだ子どもが出現していないだけに、漠然とした辛さじゃないですか。
大田垣 最初は本当に楽しみにしてたから、すごくショックでしたね。家で泣いていると友達から電話がかかってきて、「私も一度流産したことがあって」ってみんなカミングアウトしてきてくれて。「そんななぐさめはいらん!」って思いました。あと、「一度中をきれいに掃除すると、次にまたすぐ出来るから」って男の人から言われたり。
内田 それ全然関係ない。すごいこと言うなあ……。
大田垣 2回目の流産の時は、「この育ち方はダメかな」という感じが自分でもして。全然育たないから。流産と言われた時は、「こういう運命だったのかな」って思いました。
内田 細胞の出会いはどうしようもないからね……。初期で流産する子は、細胞レベルで「生まれても育たない」という判断がされているってことだから。
大田垣 流産してから30日経たないうちにまた妊娠したんですけど、「流産したからまだ陽性反応出てるんじゃないかな」とか思ってしまって、なかなか信じられませんでしたね。
内田 無事に生まれて本当によかったですね。妊娠を考えている女性は、みんなこの本を読みたくなりますよ。
大田垣 ありがとうございます。
内田 クアトロテスト*を受けたと書いてありましたけど、私も37歳で2人目を産む時は不安でした。高齢出産だし、障害がある子が生まれても自分は育てていけるのかって。
*クアトロテスト=ダウン症やエドワード症候群などの先天性疾患が起きる確率を予測する検査。
プレゼント
-
『赤毛のアン論』松本侑子・著
ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。
応募期間 2024/11/20~2024/11/28 賞品 『赤毛のアン論』松本侑子・著 5名様 ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。