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平野啓一郎の新たなる代表作、読売文学賞受賞作『ある男』英訳発売

平野啓一郎の新たなる代表作、読売文学賞受賞作『ある男』英訳発売

文:第一文藝部

“Amazon First Reads Program”8作のうちの1作に採択


ジャンル : #小説

アメリカの出版情報誌「パブリッシャーズ・ウィークリー」でも、好意的に紹介されています。

「平野氏の英語でのデビュー作で変わり種のサイコロジカルスリラー。レイモンド・チャンドラーの小説のように、裏通りのザラザラした感覚で楽しませてくれる。この作品は『あなた』が誰かを問いかけ、その答えは全く何者でもないことを示唆する。平野氏のスタイリッシュなサスペンス調のノワールはアメリカで多くの人に読まれるだろう。——Publishers Weekly」原文はこちら

『ある男』は、『ある男』公式サイトおよびKindleにて、3章まで無料公開中です。

平野啓一郎さんのコメント

長年夢見ていたアメリカ・デビューですが、素晴らしいかたちでそれが実現し、喜んでいます。数ある作品の中で、“A MAN”(『ある男』)が“Amazon First Reads Program”に採択され、正式発売よりも1カ月早く、英語圏の読者に読んでもらえる機会に恵まれ、大変光栄です。一人でも多くの読者に届くと嬉しいです。
『ある男』は、今僕が感じ、考えていることが、最もよく表現出来た作品になったと思っています。例によって、「私とは何か?」という問いがあり、死生観が掘り下げられていますが、最大のテーマは愛です。それも、前作『マチネの終わりに』とは、まったく違ったアプローチで、今回はどちらかというと、城戸という主人公を通して、美よりも、人間的な“優しさ”の有り様を模索しました。
「ある男」とは、一体誰なのか? なぜ彼の存在が重要なのか? 是非、ゆっくりこの物語を楽しんで下さい。

著者プロフィール

平野啓一郎(ひらの・けいいちろう)

撮影 瀧本幹也

1975年、愛知県生まれ。北九州市出身。
1999年、京都大学法学部在学中に投稿した『日蝕』により芥川賞受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。
主な著書は、小説では『葬送』、『滴り落ちる時計たちの波紋』、『決壊』、『ドーン』、『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』。エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』、『考える葦』、『「カッコいい」とは何か』などがある。
2019年に映画化された『マチネの終わりに』は、現在、累計58万部超のロングセラーとなっている。
現在、北海道新聞、東京新聞、中日新聞、西日本新聞にて、長編小説『本心』連載中。

翻訳者プロフィール

Eli K.P. William

1984年、カナダのオンタリオ州トロント市生まれ。
2009年、トロント大学哲学学科を卒業して以来、日本在住。
2015年、近未来の東京を舞台にしたSF三部作『The Jubilee Cycle』の第一作
『Cash Crash Jubilee』で小説家デビュー。
短編小説『猫の事務所』(著:宮沢賢治)の英訳が『Monkey Business』に掲載され、共訳やエッセイなど様々な文芸翻訳に数年に渡って携わってきた。英訳を担当した長編小説では、『A MAN』(著:平野啓一郎)が初めての刊行となる。
2020年より日本SF作家クラブ会員。
現在、トロントを舞台にした長編小説を執筆中。

単行本
ある男
平野啓一郎

定価:1,760円(税込)発売日:2018年09月28日

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