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電車の中で突然、高価な花束を渡してきた、見知らぬ年下の男の真意は? 表題作など様々な恋模様を鮮やかに切り取った十二の短篇
一社独占状態にあるやきそば市場は風雲急を告げていた。三社入り乱れての熾烈な新商品開発競争がはじまったのだ。注目書下し長篇
町に迫る破壊。町を二分する妊娠中絶論争の場がその舞台だ。阻止できるのは二人の老人だけ…。人々の勇気を謳う巨匠のホラー大作
初冬の江戸で心中事件が続発した。一見、無関係に見える三組の男女の隠された繋りを追う祖式玄一郎。人気捕物帳シリーズ第六弾!
エッセイでなければ味わえない、散文を読む楽しみというものがあります。2000年度のベスト・エッセイをプロアマ問わず厳選!
スランプの波は突然やってくる。心に効く色、香り、ダンス……体験をもとにお洒落にスランプを脱出する方法、光野桃が伝授します
念願の京町家に引っ越して一年。不便だけど心豊かな「むかし暮らし」の中で見つけた京都の魅力を季節感たっぷりに綴ったエッセイ
昭和十六年に開かれた四回の御前会議の結果、日本は勝算なき戦争に突入した。この会議の経緯を詳細に辿り、改めて御前会議の奇怪な本質を抉り、日本を破滅に導いた元凶を描く力作。
破竹の勢いの信長も本能寺に斃れた。主君の死に接した秀吉は心からの解放感を味わい、遂に天下を手中におさめる。が、栄華に飽きたらぬ秀吉は朝鮮に矛先を向けた
上巻は山本五十六、山下奉文、本間雅晴、東条英機、大西瀧治郎ら十四将星、下巻はマッカーサー、ロンメル、林彪、アイゼンハワー、ヒットラーら十三人の指揮官の個性・機略を考察。
ファッショ勢力の台頭から太平洋戦争の敗北までの昭和の動乱を、天皇と西園寺公望、近衛文麿、木戸幸一、原田熊雄ら重臣群像を中心に政治の中枢の変転を活写した歴史ドキュメント。
(上を参照)
世界一の水準を誇るロボット研究。研究者たちは何を考え、何をめざしているのか。丹念な取材をもとにロボット開発の今と未来を描く
数かぎりない失敗を経験したプロ中のプロだからこそ悟れる秘密がいっぱい。大学者や巨匠のマネをして挫折した人たちの必読書です
聞きしにまさるケチと自分勝手。しかし自由平等で公徳心も強い。安楽死をも認めた“小さな大国”の素顔を滞在十一年の体験から描く
日本にチーズ好きを一挙に増やした単行本をコンパクトにして内容は一層充実。外国旅行にも国内でのチーズ探しにも絶好の手引き書
ドイツ、ベルギー、英国といった本場から北米、南米、アフリカ、アジアまで、原料も醸造法も味わい方も多彩な極上銘柄を詳細解説
石油のもたらす富をふんだんに消費する女たち。「巨大カルトの国」が我々に問いかける、宗教、フェミニズム、そして人間の幸福とは?
小豆島の高校生・青雲草介は同じクラスで異彩を放つ赤井とともに憧れの東京へ。戦後日本と一緒に走った著者による自伝的青春小説
ストリートギャング雅の頭アキとカオルがやばい金に関わった仲間を救うために立てた作戦とは。社会に苛立つ少年を描くミステリー
小林秀雄の毒舌、三島由紀夫の友情、遠藤周作の欝屈……文士たちの知られざる一面を斬新な切り口で鮮やかに甦らせる異色の回想録
三国志時代を中心に、中国の歴史と文化を漢詩のなかに読み解きつつ、各史跡を訪ね、風景のなかに英雄たちの残影を追い求める旅
日中戦争で劇的な初陣を飾ってから終戦間際の特攻作戦まで。文字通り刀折れ、矢尽きるまで戦い抜いた名機が隊員たちの写真で甦る
フランスW杯後、’98~’99シーズン以後3シーズンの欧州サッカーの動きをレポート。中田、ジダン、フィーゴらスーパースター総登場
親友・米原万里氏をして「イタリア通訳界の大横綱」と言わしめる著者が初めて明かす爆笑エピソードが満載! 傑作処女エッセイ集
ハワイ、マレー半島、東京、ワシントンが十二月八日を迎える。その時々刻々の諸相を六十年を経た今、日本的心情をベースに描き切る
目まぐるしくチャートが入れ代わる日本の音楽シーンを駆け抜ける“つい考えちゃうんだよねー”という思考の快楽。第二弾!
裕福な家庭で育つ奈知子と母の死により上京して働く久美。久美は好意を寄せる次郎と奈知子の仲をねたみ、ひき裂こうとするが……
刺す少年、消えた少女、潰し合うギャング団。今夜も転がり込むトラブルを退屈しのぎに池袋を駆け抜けろ!躍動する青春ミステリー
姪の病気の報に、失踪した義弟を探す並木。その男は昔、同じ女を愛した親友でもあった。時は流れても消えぬ男の約束。力作短篇集
太平洋戦争末期、本土上空も戦場だった!圧倒的な物量で押し寄せるB—29に、日本軍は武装を外した戦闘機で体当たりを決意する
女は浮気するために結婚する!?誘われてついフラフラと行ってしまう男と違い、女の浮気は巧妙かつ万全かつ長期に計画されていた
夫人のガン発覚から死までを克明に描き、夫婦、ガン告知、生と死とは何かを問うた感動の手記「妻と私」に、絶筆「幼年時代」を併録
癒しを求めた彼らはなぜ無差別殺人に行着いたのか?オウム信者へのインタビューと河合隼雄氏との対話によって現代の闇に迫る
やり手検事が妻殺しで起訴された。法にたずさわるものが翻弄される無罪と無実のはざま。重厚なタッチで描かれるリーガルサスペンス
妖しく灯るネオン――〈ライヴ・ガールズ〉。その店を訪れた者は吸血鬼と化す……ポップな悪趣味炸裂、現代ホラーの最終兵器、登場
雑誌やテレビの取材旅行でも「自分自信の観察」を欠かさないリンボウ先生が見つけた素敵な“おみやげ”の数々。知的旅行のすすめ
宇都宮城主の六十日忌に起きた刃傷は血で血を洗う抗争に。将軍から庶民まで感涙にむせんだ江戸期最大の敵討ちを赤裸々に活写する
面白い本とは、粋七分野暮天三分。根っからの本の虫が導き出した黄金分割に適った名作・珍品、おなじみの名口上付でお楽しみ下さい
私はいかにしてスペインに魅せられ、彼の地に住むようになったのか、すべてここにある。熱狂的イスパフィロが綴る抱腹絶倒エッセイ
一九三八年、コモロ諸島で捕護されたシーラカンス――絶滅したはずの「生きた化石」を求めて、人々がくり広げた六十年間のドラマ
14歳の息子Aが、神戸連続児童殺傷事件の犯人「酒鬼薔薇聖斗」だったとは。Aとの暮らし、事件前後の姿を両親が綴った悔恨の手記
ヴィクトリア朝の英国。性妄想を抱いた男性だけが招かれる謎の館で繰り広げられる奇っ怪な物語の行方は?鬼才が本領を発揮した異色作
医師、文学者、翻訳家として常に心弱き人の場に立ち、今なお読みつがれる『生きがいについて』を著した神谷の、心の軌跡を辿る
この十数年、「ワル」と「普通」の違いがはっきりしなくなった。本書には「新しい子ども」たちの姿と学校の現実がつまっている
旅行をしまくりたくてサラリーマンを辞めた。ベトナムの盆栽を考察し、タイのオカマに狙われる。変なもの探して、アジアを彷徨う
日本料理界の麒麟児といわれた徳島の名店「青柳」の主人が、「ご飯」「水」「野菜」「出汁」など、知る限りの真髄を明かした
近代日本の旅人は、異国の空の下でどんな夢を追い求めたのだろうか? 幕末から’74年までの約百年間、伝説となった旅人の軌跡を追う。