作品
アメリカの剣客、策士と暗号、武士と言葉、ある会津人のこと、太平記とその影響など、小説の舞台裏話も知ることができる雑文集。
2作目は短編集『幕末』から竜馬暗殺に端を発した天満屋事件を描く「花屋町の襲撃」。
ファン待望の第一弾は短編集『幕末』から「桜田門外の変」。「週刊文春」に連載された第一話~第十四話を収録した電子書籍オリジナル。
関ケ原の戦いが変えた日本の運命、『竜馬がゆく』を執筆するに到るいきさつ等々全集第一期の月報を基にまとめられた談話集
求められるままに書かれた、単行本未収録の膨大なエッセイから厳選した七十一篇。司馬さんの世界の大きさに、あらためて酔う一冊
日本とロシアが出合ってから二百年ばかり、この間不幸な誤解を積み重ねた。ロシアについて深い関心を持ち続けてきた著者が、歴史を踏まえて、未来を模索した秀逸なロシア論。
すぐれた行動力と明晰な頭脳を持ち、敵味方から怖れと期待を一身に集めながら、ついに自ら幕府を葬り去らなければならなかった最後の将軍徳川慶喜の悲劇の一生。(向井敏)
昭和30年サラリーマン時代の司馬遼太郎が本名で刊行した“幻の新書”を完全復刊! ビジネス社会で働く人々への知性溢れるエール。
長年の間、日本の歴史からテーマを掘り起こし、香り高く豊かな作品群を書き続けてきた著者が、この国の成り立ちについて、独自の史観と明快な論理で解きあかした注目の評論。
錯綜する世界状勢のなかで、多くの注目を集める日本。今こそこの国の根源的なかたちについて考える時だ。大ベストセラーの文庫化
あらゆる意味で曲り角にきた日本。この国の本質は一体何なのか。無類の歴史通がさまざまな事例をあげて説いた示唆に富んだ日本人論
昭和前期、日本を滅亡の淵にまで追い込んだ軍部の暴走の影には、「統帥権」という魔物がいた。歴史から日本の本質を探る畢生の評論
さまざまな角度から歴史における日本文化の特殊性を分析・考察する司馬史観の集大成。竜馬、松陰等を語った「人間の魅力」も収録
十年間続いた「文藝春秋」巻頭エッセイの、未完の絶筆原稿を収録。日本の未来に警鐘を鳴らし続けて逝った、不世出の作家の白鳥の歌
長年の間、日本の歴史からテーマを掘り起こし、香り高く稔り豊かな作品群を書き続けてきた筆者が綴った歴史評論集。その1~6巻を合本のかたちで!
サラリーマン時代の司馬遼太郎が本名で刊行した“幻の司馬本”。ビジネス社会を生きる人々へ贈る、厳しくも励ましに満ちた人生講和
十三世紀、東南アジアを席捲する蒙古の若き将軍の命を狙うペルシャの幻術師の戦いの行方は……直木賞受賞前後の異色の初期短篇集
日露戦争で苦闘した乃木大将は、戦後は輝ける英雄として称えられた。その彼が明治天皇の崩御に殉じて自ら命を断ったのはなぜか?
高知・会津若松・鹿児島・大阪・佐賀など12の土地を歴訪し、その風土と人物との関わり合い、歴史との交差部分をつぶさに見なおす
オーストラリア北端の木曜島では明治初期から多くの日本人が白蝶貝採取に従事していた。彼らの哀歓と軌跡を辿る表題作ほか3篇
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。