作品
没後15年を経て尚多くの読者を魅了する藤沢周平が、業界新聞記者時代に綴ったコラムを精選。当時の同僚が語るエピソードも満載。
首席家老・又左衛門の許に果し状が届く。かつて同門の徒であり、今は厄介叔父と呼ばれる市之丞からであった―武家小説の傑作長篇。
生涯、2万句に及ぶ発句。一方、遺産横領人という汚名を残した男。およそ俳聖という衣装の似合わない風狂の人の生涯を描きだす
旅と歌作に壊れやすい身体を捧げた稀有の歌人・長塚節の生涯を清冽な文章で辿る、会心の鎮魂賦。歌人・清水房雄氏との往復書簡収録
没後11年を経て編まれた未刊行エッセイ集に、新たに発見された8篇を追加。今なお人気を誇る藤沢作品の原点がうかがえる1冊
半年前に別れた女房が訪ねてきた理由とは? 片隅に生きる男女の微妙な情を描いた表題作ほか、小説作りの名手の技冴える作品集
思いを寄せた歴史上の人物、変わりゆく故郷への気持ち、両親と家族のこと——秀麗な文章で自らを訥々と語った、必読のエッセイ集
好色漢の代名詞とされる稀代の浮世絵師・歌麿には愛妻家の一面もあった。著者独自の手法と構成で浮き彫りにされる人間・歌麿の貌
「オール讀物新人賞」でデビューする以前に発表された短篇小説15篇に加え、生前は未刊行だった小文、エッセイ、選評などを収録
人間の計らいを越えた運命の糸にあやつられ、奈落に落ちてゆく男たちの宿命——独自の色調で描かれる初期の傑作5篇を収録!
作家デビューを果たす数年前、無名時代に雑誌掲載された短篇14篇が発見された。文庫化にあたり、新たに「浮世絵師」を収録
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。