作品
清兵衛が馴染みの茶屋で会った番士の永沢は、勤めを休んでいるという。婿養子になり出世したが、叱責を受けてばかりだと話して……。
美人と評判の太物問屋の後添い・お仙に脅迫状が届く。亭主に相談された勘之助からの頼みを断れず、清兵衛は用心棒をする羽目に……。
夫に愛想がつき、息子を連れて家を出たおのり。だが、夫が近所に越してきて、息子が姿を消す。慌てるおのりを見かけた清兵衛は……。
友人と出かけた帰り、ほろ酔いの清兵衛は何者かに殴られ、見知らぬ男の家で目を覚ます。翌日、倒れていた近くで遺体が見つかり……。
散歩の途中、質の悪い男ら相手に土下座する町人を見かけた清兵衛。町人は賭場で借金をつくり、女房と息子を巻き込んでの騒動に……。
桜木清兵衛の古くからの友人・勘之助に一大事が。次男が親しくしていた大身旗本の奥方が姿を消したのだ。清兵衛は行方を探すが……。
酒問屋の嫁・おはまは、姑と夫から辛い仕打ちにあっていた。ある日、思いつめて川に向かうが、そこに桜木清兵衛が通りかかり……。
偶然出会った洗張屋の夫婦。清兵衛が着物をもって訪ねると様子がおかしい。客から預かった高価な着物が夜の間に消えたと言うが……。
番所に清兵衛を訪ねてきた男。風烈廻りの与力として活躍していた頃に世話をした男だと気づいた清兵衛は、男の長屋を探すのだが……。
鉄砲洲に現れた質の悪い男。その顔に清兵衛は、若い日々の因縁を思い起こす。やがて、地廻りの権造が殺されていたことが分かり……。
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